暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL0 ようこそグランツ研究所へ………
[4/8]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
ばれた少女に話かけたらかけたで、更に状況が悪くなりそうだ。

「あれ?おかしいな………もう来ても良い筈なんですけど………」

そんな中、またも中から人が現れた。長い赤い髪を後ろで束ねた女性で見た感じ同年代か。それ以上の様に見える。

「あっ、居た!!………って何ですこの状況?」













「ごめんなさい!!!」
「私からも済みませんでした!!!」

先ほどの状況はアミタと呼ばれた女性の口添えによって収まった。
アミタは俺の事を父親から詳しく聞いていたみたいで、留守の代わりをお願いされていた様だ。

「私がもっとちゃんと説明していればこんな事には………」
「もういいよ、誤解が解ければそれで………」

と言うよりかはもう疲れがピークで怒る気も起きなかった。

研究所内へと案内された俺は、その奥の部屋の応接室へと案内され、やっと腰を下ろす事が出来た。

「荷物はここに置いておくぞ」
「ああ、ごめんありがと………」

先ほどの詫びだとあの思いスーツケースを持って来てくれた王様。礼を言おうとした時、そこには王様以外にもふよふよと浮く、小さなレヴィとユーリと王様、そして茶髪の女の子が一緒に居た。

「な、何だ!?」
「この子達は『チヴィット』。私達を元に造ったロボットなんです」
「ロ、ロボット!?」
「そうです、可愛いでしょ?」

確かに可愛いが、衝撃が大きすぎて上手くリアクションが出来ない。

「こ、コーヒーです………」
「あ、ありがとう………」

ユーリが飲み物をとコーヒーを持って来てくれた。まだ慣れないのかぎこちないが、先ほどの様な怯えはもう無い。

「でも予定よりも大分かかりましたね………?一体どうしたんですか?」
「どうしたも何も、まさかここまで遠いとは思いませんでした………車で片道15分位と聞いていたので歩いてきたんですけど………」

そう呟きながら腕時計を見る。今気が付いたが、あの坂を上りきるのに優に1時間は過ぎていた。

「えっ!?もしかして反対側から来たんですか………?」
「反対側………?」
「この丘、入口は二つあって、駅の近くから入れる入口はこの丘の反対側なんです。だから少し離れているんですけど、暁町駅からタクシーでこの丘まで10分。そこから研究所まで大体5分ほどになるんですけど………」
「えっ!?最寄りって海鳴駅じゃ………」
「ちょっと厄介だが、違う」

王様に言われ、俺はソファに思いっきり持たれかかった。
まさか行き方を間違えていたとは………

「タクシーで乗ればそっちからでも20分位で登れるんですけど、流石に歩きとなると………」
「もういいです……
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ