暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL0 ようこそグランツ研究所へ………
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ばれた少女に話かけたらかけたで、更に状況が悪くなりそうだ。
「あれ?おかしいな………もう来ても良い筈なんですけど………」
そんな中、またも中から人が現れた。長い赤い髪を後ろで束ねた女性で見た感じ同年代か。それ以上の様に見える。
「あっ、居た!!………って何ですこの状況?」
「ごめんなさい!!!」
「私からも済みませんでした!!!」
先ほどの状況はアミタと呼ばれた女性の口添えによって収まった。
アミタは俺の事を父親から詳しく聞いていたみたいで、留守の代わりをお願いされていた様だ。
「私がもっとちゃんと説明していればこんな事には………」
「もういいよ、誤解が解ければそれで………」
と言うよりかはもう疲れがピークで怒る気も起きなかった。
研究所内へと案内された俺は、その奥の部屋の応接室へと案内され、やっと腰を下ろす事が出来た。
「荷物はここに置いておくぞ」
「ああ、ごめんありがと………」
先ほどの詫びだとあの思いスーツケースを持って来てくれた王様。礼を言おうとした時、そこには王様以外にもふよふよと浮く、小さなレヴィとユーリと王様、そして茶髪の女の子が一緒に居た。
「な、何だ!?」
「この子達は『チヴィット』。私達を元に造ったロボットなんです」
「ロ、ロボット!?」
「そうです、可愛いでしょ?」
確かに可愛いが、衝撃が大きすぎて上手くリアクションが出来ない。
「こ、コーヒーです………」
「あ、ありがとう………」
ユーリが飲み物をとコーヒーを持って来てくれた。まだ慣れないのかぎこちないが、先ほどの様な怯えはもう無い。
「でも予定よりも大分かかりましたね………?一体どうしたんですか?」
「どうしたも何も、まさかここまで遠いとは思いませんでした………車で片道15分位と聞いていたので歩いてきたんですけど………」
そう呟きながら腕時計を見る。今気が付いたが、あの坂を上りきるのに優に1時間は過ぎていた。
「えっ!?もしかして反対側から来たんですか………?」
「反対側………?」
「この丘、入口は二つあって、駅の近くから入れる入口はこの丘の反対側なんです。だから少し離れているんですけど、暁町駅からタクシーでこの丘まで10分。そこから研究所まで大体5分ほどになるんですけど………」
「えっ!?最寄りって海鳴駅じゃ………」
「ちょっと厄介だが、違う」
王様に言われ、俺はソファに思いっきり持たれかかった。
まさか行き方を間違えていたとは………
「タクシーで乗ればそっちからでも20分位で登れるんですけど、流石に歩きとなると………」
「もういいです……
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