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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL0 ようこそグランツ研究所へ………
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た俺は既に疲労困憊であり、水色の髪の女の子に怒りを覚えるよりも、もうゆっくり休みたかった。

正直泣きたい………

「れ、レヴィ………」
「ん?何ユーリ?」
「この人博士が言ってた知り合いの子供って人じゃ………」
「違うよ!!だって名前は『ありす』って言ってたから女の子だもん!!」
「それは苗字だ!!」

厄介な苗字のせいでまたも面倒な目にあった。昔からこの苗字のせいで女の子だと勘違いされた事はあり、その度に酷い目に遭っていた。

(養子縁組で親戚に養子になってから本当にろくな事が無い………)

「苗字?」
「え、えっと………そ、それじゃあ貴方が今日からこの家に住むっていう有栖零治さん……ですか?」

レヴィと呼ばれた女の子が側にいるからだろうか?先ほどの様にビクビクしているが、後退る様な事は無かった。

「ああ、そうだよ………」
「えっ!?じゃあ君が!!」

明らかに年下の女の子に君呼ばわりも如何なものかとも思ったが、既に突っ込む気は失せている。

「ありす………おかま?」
「だからありすを名前だと言う勘違いを捨てろ!!」

こいつはユーリと呼んでいた女の子の話を聞いていたのだろうか………?

「何を騒いでおる、全く騒々しい………」

と呟きながら新たな人物が現れた。

「ん?誰だ貴様?」

またも俺よりも年下の女の子だ。そして貴様と先ほどのレヴィと呼ばれた女の子よりも口調がキツイ。

「王様!この人ありすだって!!」
「ああ、先ほどアミタが対応していた者か。確か今日からここに居候する者だとか………」
「ああ、そうだ………」

そう答えると王様と呼ばれた少女はまるで見定める様に俺をジロジロと見た。

「………何だよ?」
「ふむ、何故服が汚れているのだ?それに地面に座っておるし………」
「そこのレヴィと呼ばれた女の子にドロップキックかまされたんだ!!!」
「あっ!!何時の間にボクの名前を!!」
「え、えっと多分さっき私との会話で知ったんじゃ………」

レヴィに慌てて捕捉するユーリだが当人は聞いちゃいない。

「王サマ、こいつユーリを虐めてたんだ!!もしかしたらありすって人を演じた別人かも!!」
「何?」
「虐めてねえって!!これからここに住むことになるから挨拶をと………」
「嘘だ!!だったら何ではぁはぁ言いながら近寄ったのさ!!」
「んな事してねえよ!?」

そう反論したものの、王様と呼ばれた少女の顔は一層険しくなった。それはまるでゴミ虫を見る様………

「………もう勘弁してくれ」

何を言っても敵対しようとするレヴィとその言葉を聞いて警戒する王様。一番話の分かりそうなユーリと呼
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