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東方怪物録
プロローグ

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俺は産まれた時から独りだった。両親は俺を産んで事故で亡くなり、俺を引き取った叔父も病気で亡くなった。俺はその後、親戚の家を訪ね周ったが、俺は忌み子と言われ誰も引き取ってくれなかった。しかし、あの人は違った。路頭に迷っていた俺を拾ってくれ、まるで我が子のように接してくれた。今の鳳神の苗字も彼の物だ。
???「おーい!時!飯だぞー!」
時「はーい!」
自分の部屋を出て早歩きでダイニングへと向かう。彼はかなり料理がうまく、毎日食べていても飽きない程の腕だ。
???「今日は、フレンチトーストとコーヒー、そしてフルーツetc...だ!」
時「おー!流石健太さん!」
キッチンにいるエプロン姿の男は、俺の育ててくれた 鳳神 健太(ほうじん けんた)さんだ。大学に通う21歳で、かなりのイケメン。気配りが出来、スポーツ万能。まさしく完璧だ。
健太「おい、時。今日は二学級最初の日だろ?流石に遅刻はまずいぞ?」
「 え ? 」
時計を見ると7時45分。始業式が始まるのは確か、8時25分だったはずだ...。つまり.....。
「遅刻だあぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!」
急いで制服に着替え、トーストを咥え、家を出る。家から学校までは自転車を全速力でこいでも、40分近くはかかる。
「やばいっ!やばいっ!やばいぞおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!!!」
自転車に跨ぎ、全速力でこぐ!初日に遅刻とかシャレにならない!
「うっ、うわぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」
交差点をドリフトで曲がり、 こぎまくる。ふと車道を見ると、スクーターと並走していた。確かスクーターの最高速度は30kmだったと思う。
「よっしゃぁぁぁぁ!!!!!」
次の交差点もドリフトで曲がる。

と、した瞬間!

ツルン
「へぁっ?」
間抜けな声が出て、自転車がスリップする。
後ろを見ると、バナナが落ちていた。もしかして、俺、バナナで滑ったのか?情けねぇ!
前にはコンクリートがあると思ったが、謎の目が無数にある紫の空間があった。
「なにぃ!?」
俺はなす術もなく、紫の空間に落ちて行った.....。




???「さて、これからどうなるか楽しみね....。
???「そうですね。」

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