暁 〜小説投稿サイト〜
グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第42話:片付け・お掃除・処分市
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

(グランバニア城内)
リューノSIDE

酷い事になった……
手伝うって言っちゃたし、何とかしなきゃならないから、頑張るんだけども……
本当にこの部屋……酷い。

酷すぎて言葉では言い表せないから、片付けの様子をダイジェストでお伝えするけど……

「うわ何だこの部屋は!? 物が多くて見えなかったが、奥行きが随分あって広いぞ? 入り口から見えてた景色は、氷山の一角じゃねーか!」
とアローが騒ぎ出した事を皮切りに……

「ぎゃー、何か踏んだー! グニュっと柔らかい物を踏んだ!? 何これ、凄い臭い? パン? 腐ったアンパン!? 食べ物を放置しないでよ!」
と私の絶叫。

「きゃー!! で、出たー!! く、黒光りの……大きいゴ○○○!! いや〜、大量に居る!! こ、ここ巣よ……○キ○○の巣窟よ!!!」
と○○ブ○が苦手なリューラの悲鳴。

と、まぁ……かなりの阿鼻叫喚を体験し、可愛い妹の部屋を片付ける事に成功。

「さて……と、何とか片付けは終わったわね」
「そうだな……あの○○○リの大群には驚いたけど……」
「オイラもうヤダ……今度散らかしたら追い出してくれる様リュカさんにお願いする」

「ま、まぁまぁ……皆ありがとうね。凄く助かったわ。後は私がやるから、皆は帰って良いわよ……今度何らかの形でお礼するから?」
そういう訳にはいかない。

「まだ終わりじゃない……この選別したゴミを捨てるんだ!」
「リューラの言う通りよ……ゴミを捨てて、尚且つ“要らない物”を売りに行くわよ」
そう、このままマリーに任せたら元の木阿弥。“要らない物”とした物を、また部屋に戻して散らかすだろう。

「ちょ……何言ってんだお前等……私の物を勝手に売る気か? そりゃ泥棒だろう」
「うるさい。もうお前の物じゃない」
「そうよ、大体未開封の物が沢山あったのに、まだ不要だと認めないの?」

「ウ、ウルフに買って貰った大切な物だから、売りたくないだけよ!」
「大切なプレゼントだと言うのなら、大切に保管しなさいよ!」
「そうだマリー。殆どの物が、あのゴミ溜め部屋の床に放置してあったじゃないか!」

「い、いや……それは〜……ねぇ。 ……つーか“ゴミ溜め部屋”とは何だ!?」
「“ゴミ溜め部屋”が不満なら呼び名を変えてやろう。可愛く“()()()”と言うのは如何だ?」
う〜ん、ナイスなネーミング。良いわねリューラ。

リューノSIDE END




[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ