ターン38 変幻忍者と黄昏の隠密
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にものを教えるときどこから話せばいいだろうか、と迷う感じで今日一番のため息をつかれた。
「……先輩、先輩はもうちょっと自分が女顔寄りだってことに気づくといいと思います」
「え、嘘!?これ僕のことなの!?」
「どう考えても。でも正直昔から私も思ってたんですよね、元々顔のパーツが女顔寄りなうえに表面の絵面だけは優男ですから、多分この人女装したら案外似合うんじゃないかなって」
「日頃そんなこと考えてたの!?」
「女子力だって高いと思いますよ?私はあまりそういうの詳しくないですけど」
「……明菜さんの気持ちがちょっとだけわかるよ。葵ちゃんがいじめるー……」
「でも大丈夫ですよ、なんだかんだ言って」
「?」
「先輩の場合、見た目は問題なくて女子力も高そうですが、それ以前に性格の問題がありますから。そこさえわかっていれば、絶対女の子には見えないです」
「……うん、もうそれは褒められてるんだと思うことにするよ」
これ以上聞いていても慰めになる気がしなかったので、そこで話を切り上げる。僕自身はご飯を作ったりお茶を入れたりしたぐらいでほとんど何もしてないはずなのに、なんだか今日はいろんなことがある日だった。そういえばデュエルアカデミアに他の分校から転入生が来るとかいう噂もあるし、もしその話が本当だとしたら明日はその人たちのところにも手土産持って挨拶に行かないとね。
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