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女と友情
2部分:第二章
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話を進めてきた。
「明日の放課後に」
「明日の放課後に」
「待ってますっ」
「何処に?」
 場所を言っていないから当然の問い掛けであった。
「何処で待ってるの?」
「屋上ですっ」
 また太い声で言ってきた。
「屋上で待ってます。御願いします」
「ええ。わかったわ」
 戸惑いながらも何とか答えることができた。
「それじゃあ」
「それではまた」
 頭を下げて幸枝に告げてきた。
「待ってますから」
「ええ。じゃあ」
「明日に」
 ここまで言って後は脱兎の如く何処かに駆けて行った。ここまでまるで嵐のようだった。少なくとも幸枝にとっては何が何だかわからない流れであった。
「今のって」
「告白よね」
 由紀子ももう姿が見えなくなった川崎がいなくなったその方を見て呟く。

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