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Fate/GrandOrder///OutBre;ak
第一節 招かれざる英雄と正体不明のサーヴァント
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光を放ち、魔水晶の流れは変わった。
「あぁ、繋がったね」
「今回は何時の時代に繋がったんでしょうね?」
「さぁ〜繋がったと言っても。
 どの時代、どの世界に繋がったのかは解らないし。
 まぁ、私の感だと戦国時代を予想するね」
「戦国時代って……織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。
 個人的には伊達政宗が好きですね」
「私は、真田幸村かなー」
 戦国時代の有名な武将を挙げる二人の男女。
 それこそ場違いだが、場を和ます才能はずば抜けていると言える。
「あれ? なんか……俺達、笑われてません?」
「さぁー。気にしない気にしない」
「いや、絶対笑われてますよ絶対」
「wwwwwwwww」
「なんですかその笑い方……返答に困るんですけど」
 周囲から更に笑われてる様な。
 ちょっと恥ずかしくなってきた。俺は軽く咳払いをしつつ顔を隠した。
「なんで顔を隠すの?」
「……中智信を持ってる方なら誰でもこんな反応だと思いますけど」
「ちっちゃい事は気にしません!」
「………………」
「あれ?」
 新米夫婦って聴こえた。
 研究員達やマスター候補達はくすくすと俺達を笑っている。
 恥ずかしい……はぁ、俺は少し距離を置き、間宮さんから離れる。
「なんで離れるのさ」
「い、いや〜そのですね」
「なに? 照れ屋さんなの?」
 照れ屋じゃないですよ。
 恥ずかしんですよ!
「アッ!! そろそろ時間ですよ!
 さぁさぁ!行きましょう!」
 右手の令呪を確認しつつ俺は言った。
「もぉ、そんは時間……じゃぁ、位置に着いててね」
「は、はーい」
 恥ずかしいけど緊張は解けた。
 俺は背筋を伸ばし震えていた足を動かした。
 俺は、緊張していた。
 間宮さんのお陰で緊張が解れた。
 先程まで全身ガクガクと震えてたのが嘘の様だ。
「ふぅー」

「さて、やりますか!」








「あ、あ、テステス」
 お決まりの言葉に実感が湧いてきた。
 これから始まるミッションに。
「聴こえてます……これ凄いですね。
 何も付けてないのに声が聴こえるなんて」
「これも魔術の一瞬よ。
 まぁ、魔術に疎い君からすれば奇妙かも知れないけど」
 耳から聞える。なのに心から聞える様な声に驚きつつ俺は右手を前に差し出した。
「その令呪がパスになるから絶対、三回使っちゃ駄目だよ」
「解ってますよ……てか、そもそも俺にサーヴァントは付いてないから使っても意味ないでしょ」
「それもそうだけど……契約は確認できてないだけで実は契約は済まされていたなんて落ちは嫌でしょ?」
「それは、そうですね」
 令呪は三回まで使用可能。
 使い切ればサーヴァントとの契約は解除され、マスターの資格も失う。
 俺がマスター
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