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Fate/GrandOrder///OutBre;ak
第一節 招かれざる英雄と正体不明のサーヴァント
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し対策を失わせるサーヴァントも存在するらしいし案外ケースバイケースなんじゃない?」
「それもそうですね。
仮に正体を見破っても逆にその解ってしまったって事実が敗北に繋がる事も有りうるかもだし」
「そうそう♪
真実でも真名でも解っちゃたらそん時はそん時よ!」
堂々としてるな…………この人は。
呆れつつも尊敬する様な眼差しで間宮さんを見つめると。
「あら……そろそろ時間ね」
腕時計を見て時間を確認すると。
「天城君はこの後、ターミナルルームに。
私は一度、研究室に戻って忘れ物を取ってくるから」
そう言って間宮さんは走っていった。
さて、なら俺も行きますか。
右手の令呪を確認しつつ俺は歩き出す。
一人のマスターに架せられる令呪は三つ。
絶対命令権は三回まで適用され、三回を超えるとサーヴァントとの契約は解除される。
もしかすると俺は、もう、契約を済ませているのかも知れないな。
そんな希望を抱きつつ同時に絶望を感じながら少年は進む。
それこそ修羅の道と知って進む、傲慢な殺戮者の様な。
それでいて繊細で誰よりも人の心を純粋に持った操り人形の様に。
知る由もない事より知ってしまた現実にさよならを。
残光な現実と人の夢をぶち壊した夢にありがとう。
そして自由より、これから訪れる災厄にただいま。
そしてその一瞬、微かに。
僅かに光った令呪の輝きに天城 輝真は気付かない。
それから始まる物語は絶望から?
それとも希望?
それとも…………夢の続き?
魔水晶は色彩の輝きを放ち。
その空間を彩り、無数の光は未来、過去の世界を映し出す。
魔術による複写投影だ。
問題の生じた過去の出来事を記録し未来の魔術師達に伝承する為の。
過去の過ちを繰り返してはならない。
過ちを繰り返す事に人間は進化し更なる過ちを繰り返す。
過ちを繰り返な、それは人間の進化を止めろと言ってる様なものだ。
納得する者も居れば批判する者の居るし。
受け入れる者も居れば受け入れられない者も居る。
俺は、納得するよりは批判側の人間だ。
否定よりも反抗的で納得するより肯定する程度の俺は、現在、世界で起こっている異常現象を世界の終わりと感じている。
「ふぅー。お待たせ天城君」
若干、疲れ気味の間宮さんの登場だ。
「疲れてますね」
「……ちょっとね、所長にこっぴどく怒られちゃって」
うわぁ〜それは災難な。
心の中で南無ーと呟きつつ俺は先程購入した缶コーヒーを手渡した。
「ありがと……ゴクゴク」
全部、飲まれた。
一口も飲んでないのに。
「あ、ごめん」
「いえ、後でまた買いますから」
それに、そろそろ時間だ。
色彩の光は更なる
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