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Fate/GrandOrder///OutBre;ak
第一節 招かれざる英雄と正体不明のサーヴァント
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とは判明したわ」
間宮さん……何故、メガネ装備?
「まず、需要な点は六柱で行われる事」
「?」
「疑問に思って当然よ。だって聖杯戦争は七人とマスターと七柱のサーヴァントで成り立つ戦争。
そこをピンとも思わなかったら魔術師として失格よ」
良かった……疑問に思って。
一安心すると間宮さんはチョークで黒板に何かを描き始めた。
「六柱で行われる偽りの聖杯戦争。
失われた席はセイバーのクラス」
【セイバー】
聖杯戦争で最も最強のサーヴァントと言われる柱だ。
要するに一番重要な役職を失った聖杯戦争なのか?
「なら、最強を失った聖杯戦争って事ですか?」
「最強……まぁ、あながち間違いでもないね。
確かにセイバーのクラスはどのサーヴァントのクラスより優れている。でも、結局は運なのよ」
「運……ですか?」
「全て《運》なの」
静まり返った教室に。
静まり返った俺の心。
納得するのも否定するのも勝手だと思うけど賛同する気にもなれず俺はとりあえず無言で頷いた。
「セイバーと言っても最強とは限らない。
それにステータスだけならバーサーカーの方が高いし」
「ステータスだけなら…………確か、狂化でしったけ?」
「そう、理性を失わせる事でステータスを向上する特異なクラスだよ。その分、身勝手な行動も増えるだろうけど暴れさせれば誰にも止められない最凶の暴れん坊ね」
実質の最強はバーサーカー??
理性を失わせてまでステータス特化する方法はマスター側からすれば合理的かも知れない。
「セイバーのサーヴァントは対魔力能力に優れていて大抵の魔力なら無効化する優れ物。まぁ、マスターからの妨害は無意味って事だけどキャスターの魔術なら話は別かも」
「キャスター……魔術師のサーヴァントですよね」
「そうそう!よく勉強してるじゃない!」
キラキラと瞳を輝かせる間宮さん。
まぁ、聖杯戦争については結構調べたし並の魔術師よりは物知りだと俺は自負している。
「でも、俺、思うんですよね」
「なに?」
「キャスターのサーヴァントって不利じゃないですか?」
「?」
間宮さんはその不利の意味を理解出来なかったらしく疑問を浮かべた。
「そのですね……魔術師の英霊って事は大体、予想できる…………有名過ぎるケースが多いですよね。
前回も、そのまた前々回も。
マスターが召喚に利用した媒体も原因でしょうけど、何て言えばいんですかね……その察しの付く英霊って言うのかな」
「成程ね、それは私も思うよ」
魔術師のサーヴァントは魔術師。
セイバーのサーヴァントは剣士。
こんな感じで分ければ真名を見破るのも不可能ではない。
だが、そんな簡単に解る物でも無いのがサーヴァントだが。
「まぁ、その弱点を恩恵に敢えて晒
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