暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第21話「交流、そして敵討ち」
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なんだ?敵討ちにでも来たってのか?」

  相変わらず下卑た嗤いを浮かべているクルーアル。
  ...取り巻きは...四人か。

「『...行けるな?』」

「『もちろんだよ。』」

  緋雪に念話を送り、いつでも戦えるようにしておく。

「...ええ。その通りよ。ああ、安心して。...あんたの相手は、私だけだから!」

「緋雪っ!」

「“ツェアシュテールング”!!」

  かやのひめさんが言葉を発したのを合図に、緋雪が目暗ましに空間を爆発させる。

「『司さん!』」

「『了解!』」

「....チェーンバインド!」

  念話で司さんに合図を送り、司さんが転移魔法を発動させる。
  僕はその転移魔法に取り巻きが入らないようにするためにチェーンバインドで引っ張る。

「なにっ!?」

「転移!」

  いとも簡単に転移に成功し、僕と緋雪と取り巻きだけが残る。

「ぼうっとしてる暇はないぞ?」

  怯んでいる取り巻きの一人に、刀に変形したリヒトで斬りかかる。

「くっ....!」

「そっちの人達の相手は私だよ!」

  緋雪も動揺している隙を突き、上手いこと敵を翻弄する。

「はぁっ!」

     キィンキィン!ギィイイン!

「くそがっ...!」

  取り巻きの一人が剣に長けているようだったので、僕はそいつに対して執拗に攻める。
  剣を受け流し、鍔迫り合いで剣を巻き込むように横に逸らして隙を作る。

「...ふっ!」

  魔力を徹すように掌底を撃ちこむ。

「ぐぅっ...!?」

「もう一丁!」

  怯んだ所にさらに鋭く魔力を固めた魔力弾を脳天にぶつける。

「....“アォフブリッツェン”!!」

「がぁっ....!?」

  そして、居合の要領で魔力の込められた一閃をお見舞いする。
  それをまともに受けた相手は、壁に叩き付けられ、そのまま気絶した。

「っ、お兄ちゃん!後ろ!」

「っ....!」

  一人を倒した事で、気が抜けたのか、他の仲間の後ろからの攻撃に反応が遅れる。

  ...でもまぁ、問題はない。

     ―――ギィン!

「.....お帰り、司さん。」

  司さんが転移魔法で戻ってきて、すかさず後ろからの攻撃を防いでくれる。

「...優輝君、もしかしてこれを見越して隙を晒したの?」

「あ、ばれた?」

  もうそろそろ戻ってくる頃かなとは思ってたからね。

「まったく....。」

「てめぇ...!リーダーをどこにやった!?」

  攻撃してきた男が司さんに怒鳴るようにそう言う。

「どこって....ここから離れた場所
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ