第1章:平穏にさよなら
第21話「交流、そして敵討ち」
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めさんは下がる。
「....皆、集まったみたいだな。“カタストロフ”が潜伏している世界は第30無人世界“アマンド”。環境は場所によって結構違ったりするが、大気中の魔力が比較的濃いのが特徴だ。」
「今、大画面にも映し出されている地図のこの位置から“カタストロフ”の魔力を感知しました。...相手の動向が分からないため、現地にて各自判断で動いてもらいます。」
クロノ、エイミィさんの順で説明する。
「大まかな作戦は二日前に言った通りだ。任せたぞ。」
「「「「「「はいっ!!」」」」」」
クロノの言葉に、全員が元気よく返事する。
「皆、準備はいい?」
「いつでも大丈夫です!」
「それじゃあ、転移、行くよー!」
エイミィさんの合図で、転送ポートから目的地に飛ぶ。
「細かく役割分担はしない方がいいかもな。まだ連携を取れるほど経験を積んだ訳でもない。だから、全員で一気に奇襲。そしてかやのひめさんとクルーアル・カタストロフを分断する。」
「...異論はない。」
一応、こちらの方が戦力は上だからな。織崎も今ので納得しているみたいだ。
「はっ!俺だけで十分だ。行くぜ!」
「って、おい王牙!勝手な行動は....!」
今まで大人しかったと思ってたが、そんな事はなかった。
王牙が先走り、“カタストロフ”が潜伏している場所へと攻撃をし始める。
「...ああもう、奇襲自体には成功したから、僕らも行くよ!」
「分かった!」
「私達でクルーアルの取り巻きを引き離し、かやのひめさんに任せる。これでいいよね!」
「それでいいわ!」
すぐさま、僕、緋雪、司さん、かやのひめさんが駆けだす。リニスさんも他の連中に一声指示を飛ばし、そのまま“カタストロフ”の下へと向かう。
「『アジトは洞窟になっている。だから、転移で引き離した方がいいな。』」
「『なら、私が転移魔法を使うよ。優輝君と緋雪ちゃんは取り巻きを。』」
「「『了解!』」」
王牙の攻撃を受け、滅茶苦茶になったアジトの入り口に突っ込む。
もちろん、王牙の攻撃はバカみたいにまだ続いているので、ちゃんとそれも回避していく。
「かやのひめさん、大丈夫か?」
「平気よ。いつでも奴を倒せるわ。」
僕と並走しているかやのひめさんにそう聞くと、頼もしい返事が返ってくる。
〈もうすぐ最深部です。〉
「了解...!」
最深部の少し広い空間に辿り着く。
ちなみに、途中にいた奴らは、適当な攻撃で怯ませ、後続の連中に任せた。
「.....よぉ...久しぶりだな....!」
「けっ、この前のガキじゃねぇか。
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