第1章:平穏にさよなら
第21話「交流、そして敵討ち」
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「そうね。私もここまでできるようになるとは思えなかったわ。」
実は、プレシアさん達との交流から既に二日経っていたりする。
あの後、一応他の人達とも交流したけど、ちょっと挨拶したり世間話をしただけなので、特筆するような事は何もなかった。
「...っと、いつの間にか昼になってたか。」
「じゃあ、お昼を食べに行く?」
「そうだな。」
模擬戦場からそのまま食堂へ行く。...もちろん、手洗いと着替えはしておいたぞ?かやのひめさんは着物が霊力が編まれているので一度消してからもう一度創り出すだけでいいけどね。
「今日は...この“すぱげってぃ”に挑戦してみるわ。」
「フォークの扱い方が分からなかったら聞いてね。」
「ふぉー...?....分かってるわ。」
なお、かやのひめさんは頑張って洋食に慣れようとしている。これまではうどんや蕎麦もあったからそれにしたり、昨日の夕飯はカレーに挑戦していたりしている。横文字も何とか覚えたらしく、まだぎこちないけど読めるようにはなった。
「あ、優輝君、緋雪ちゃん、かやのひめさん、三人も食堂に来てたんだ。」
「司さん。司さん達も今食事に?」
「うん。」
声を掛けられたので振り向けば、司さんとリニスさんやプレシアさん、神咲さんや久遠も一緒にいた。神咲さんと久遠はやる事がないから大抵司さん達に付き添ってるんだよね。
「あ、かやのひめさん、フォークはこうしてこうやって...。」
「あ、ありがと.....。」
早速使い方に困っていたかやのひめさんに使い方を教える。
「優輝君達はさっきまで何してたの?」
「ん、接近戦での模擬戦かな。奴らのリーダーを想定して、僕が斧を使ってかやのひめさんと。」
「私はずっと魔力操作技術の向上かな。」
隣のテーブルに座った司さんと雑談する。
そうこうしている内にかやのひめさんはフォークの使い方に慣れたようだ。
『すまない、ちょっといいか?』
「クロノ?どうしたんだ?」
僕らの近くに画面が表示される。
『食事中だったか。すまない。だが、“カタストロフ”の居場所が判明した。』
「っ....!」
かやのひめさんが反応する。
『すぐに管制室に集まってくれ。』
「分かりました。」
残り少なくなっていた昼食を食べきり、急いで僕らは管制室へと向かう。
「来たか。」
「奴らの居場所は!?」
管制室に辿り着き、クロノを視認した途端にかやのひめさんが詰め寄る。
「お、落ち着け!今から説明する!」
「っ....ごめんなさい。」
一度冷静になり、かやのひ
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