第1章:平穏にさよなら
第21話「交流、そして敵討ち」
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シアさんだよ。」
「その二人ならそこにいるよ?」
緋雪が示した方向には、件の二人が食事を取っていた。
「『リニスさんとプレシアさんは、神夜君の魅了に掛かってないんだよね。』」
「『そうなの?』」
司さんから念話でそう伝えられる。なぜ念話なのかというと、あまり人に知られてはいけないような事だからだ。(ばれた所で信じられないだろうけど。)
「『うん。他にもリンディさんやエイミィさんも。』」
「『...確か、既に想い人がいると効かないって感じだったから...それかな?』」
エイミィさんは原作ではクロノさんと結婚するし、リンディさんやプレシアさんは今はいなくてもかつては夫がいたからかな?
「『でも、だとするとリニスさんはどうして...?』」
「『....私と、使い魔の契約をしてるからかな?私に魅了が効かないから、使い魔であるリニスさんも私の影響を受けて効かなくなってるとか...。ほら、使い魔とは精神がリンクするし。』」
「『なるほど。』」
まぁ、魅了されていないのなら話しやすいな。
「お兄ちゃん?どうしたの?いきなり黙って。」
「ん..いや、なんでもないよ。」
緋雪に疑問に思われたので、誤魔化しておく。
「とにかく、行こう。」
リニスさんとプレシアさんの所へ歩いて行く。
「すいませーん。」
「あら?貴方は確か...志導優輝と言ったかしら?」
話しかけて、それに答えるプレシアさん。
「はい。クロノに交友を深めるようにも言われていたので、ちょっと世間話に。」
「そうなんですか。あ、席は空いてるので座って構いませんよ?」
リニスさんが空いている席を指す。お言葉に甘えさせて座らせてもらう。
...さすがに五人分は空いてなかったので他の所から拝借させてもらったが。
「世間話...ね。ちょっと聞いておきたいのだけれど。」
「はい、なんですか?」
「貴方は、あの子達がおかしくなっているのに、気づいてる?」
あの子達とは高町さん達の事を示すのだろう。...おかしくなっている..か。もしかして、プレシアさんは洗脳の事に気付いているのか?
「優輝君も緋雪ちゃんも気づいていますよ。」
「そう...あなた達は無事なのね。」
司さんが代わりに答え、プレシアさんは緋雪や神咲さんにそう言う。
「私が、予防はできる魔法を掛けておきましたから。」
「予防...ね。既になっていたら意味ないのね。」
「はい。....すいません。」
「謝る事ではないわ。...私なんか、それすらできないのよ...。」
顔を俯かせ、悔やむように言うプレシアさん。実際、悔
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