Fate/stay night
1183話
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思わずそう声に出す。
恐らくこの場にいる者の中で、もっとも多く凛のガンドを撃たれているのは俺だ。
それだけに、そのガンドの威力は十分に理解している。
ちょっとした銃弾並の威力があるそれは、ぶっちゃけ連射性も考えると宝石魔術よりも余程強いように思える。
特に嫌らしいのは、もしその強力な一撃を耐えたとしてもガンド特有の効果で病気になってしまうことだ。
さすがにそれを柳洞寺にいる者全員に撃ち込むのは可哀相だ。
「何よ。じゃあ、他に何かあるって言うの?」
「……他に何かある奴はいないのか?」
凛の言葉に、周囲を見回す。
イリヤやライダー辺りはどうにか出来そうだけど……だが、2人共が特に何を言う様子もない。
これが本当に手段がないのか、魔術的な秘匿の問題なのか。
どちらにしろ、手段がない以上はどうにかする方法は……
「まぁ、最悪俺が1人ずつ気を失わせていくという方法もあるけどな」
「……それは時間が掛かりすぎないか? それも、柳洞寺にいる人達は結構多いんだぞ? 気を失わせているところを見られるかもしれないし」
「まぁ、衛宮の言いたい事も分かるが、影のゲートを使って気を失わせた奴から運んでくれば大丈夫だろ」
その後も色々と話をしたが、何かいい意見がある訳がなく……結局は俺の意見が採用され、1人ずつ気絶させるという方法を取る事に決まる。
実行は明日の夜。
今夜の方がいいという意見もあったのだが、今日は色々と忙しかったからということで却下される事になった。
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