第二魔法
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となると勝負の前に相手が逃げてしまってポイントを奪うこともできない。しかしこうすれば相手が向かわざるを得ないのだからポイントも取りやすくなるし、女の子相手なら体に触れるチャンスも格段に上がる。
なんとも計算高いやつだ。もっと違うことに使えばいいのに。
「ほらほら!!こっちおいでおいで!!」
ソフィアは両手を広げて俺に向かってくるように仕向ける。速攻倒して服装を元に戻すべきだけど、下手に動くと下着が見えそうでなんかやだ。
「ん?」
そこできて俺は気づいた。そういえば・・・
「ちょっと待てよ」
俺はソフィアにこっちに来ないようにお願いしてからあることを確認する。
まずはスカートのウエスト部分に指を入れて中身を確認する。よし、とりあえずいつも通りの奴だからこっちは大丈夫だな。
続いてワイシャツのボタンを1つ開けて胸元を確認する。どうやらTシャツがワイシャツに、ジャケットがカーディガンに変化しているらしいことを確認できた。
つまりだ、ソフィアは自分の目に見えている部分しか服を変化させることをできない。ということは別に戦って下着が見えたところでなんら問題はないと思う。つーかよく考えるとシェリアとかルーシィさんとかガッツリスカートで戦っているし、別に自分が気にしなければ何も問題ないんじゃないんだろうか?
「よし!!理由付け完了!!」
これから戦闘するに当たって自分の行動を正当化する理由を頭の中で唱えてからソフィアを見据えるように構える。
「あれ?もう恥じらいタイム終わり?」
ソフィアはそんな俺を見て驚いている様子。どうやら俺が恥ずかしさで動きが限定されると思っていたらしい。
「残念だったな。俺が気にしなければ問題ないことに気づいたんだよ」
「ふ〜ん。意外、シリルちゃんってそういうの結構気にすると思ってた」
ソフィアはそういうと俺と同じように戦うための構えに入る。といっても彼女の場合は相手の魔法を跳ね返すしかないからそんなに意味はないような気もするけど。
「行くぞ!!」
俺は文字通り先制パンチということで拳に水を纏いソフィアに飛びかかる。それを見たソフィアは同じように右手に魔力を纏わせている。
「水竜の・・・鉄拳!!」
「甘〜い!!」
俺の鉄拳に合わせるように手のひらをぶつけてきたソフィア。そのせいで俺の体が後方へと飛ばされてしまう。
「くっ!!」
自分の魔力にプラスしてソフィアの魔力も加えられたような感じ。おかげで俺が相手を攻撃するよりも飛距離が大きい気がする。
俺は体を一捻りして着地する。そしてあえて低い姿勢からブレスを放出する。
「水竜の・・・咆哮!!」
足元を狙っての魔法。これなら跳ね返すのは難しいだろう。だって|返し魔法《カ
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