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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ―第5のマテリアル―
DUEL:02 魔を断つ刃
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うしますか?』

「そんなものは決まってる・・・やるなら格好良く、行くぞ!!」

 バッと勢いよく海中から飛び出し、再びヴィータに向けてマダンジンを切り上げる。
 ヴィータもさっきと同じようにアイゼンを振り下ろすが、さっきとは結果が違った。
 ヴィータの力を利用して身体を軸に回転、マダンジンで背面を切り裂いた。

「ッ!やっぱりそう簡単には勝たせてくれませんよね・・・」

「当然、こんなんでも年上の意地っていうのはあるからね・・・
 というわけだから、カードリリース!ノーマル2枚!!」

 アリスが両腕を広げると、その先に2枚のカードが出現する。
 ヴィータはこれから起こることを理解してか、少し後退している。

「ストライカーチェンジ!!
 ドライブレディ・・・リライズアップ!!」

 2枚のカードが1つになり光り輝くと、そこには先ほどまでの灰色の服装ではなく、青をベースカラーに前面は白く、赤いネクタイに黒いスカートというどこかの制服のような姿に変わっていた。

「これは・・・なんでまた士官学校の制服・・・まぁ色的にはあってるからいいか。
 さてと、早速で悪いけど本気でいかせてもらおうか、マダンジン!チェンジ、マダンダガー!!」

『モードチェンジ、ダガーモード』

 長かった刃は途端に短くなり、コアパーツとほぼ同じくらいの大きさになる。
 ヴィータは武器を小さくしたことに少し驚いているが、アリスの攻撃に備えてしっかりと構えている。
 だが、そうして構えているのが逆に悪かった。

「スキル!スパイラルチェーン!!」

 身構えているヴィータの周りに複数の魔法陣が現れ、そこから出てきた光の鎖がヴィータを拘束する。
 体中に巻きついた光の鎖によって十分に力を入れることが出来ず、脱出は至難の業となる。

「この一撃で沈める!!
 スキルカードスラッシュ!ジャスティス・・・フォライザー!!」

 アリスの頭上にさっきとは比べ物にならない巨大な魔法陣が現れ、そこから一振りの巨大な光の剣、その一部が姿を現しヴィータを貫く。
 本来ならこの程度の攻撃は耐えられるはずが、光の鎖に動きを封じられて防御ができないヴィータにとっては必殺の一撃となった。


「初日でこれって、やっぱりアリスさんは強いですね」

「まぁ・・・タイプやら引いたスキルやらが良かっただけだよ。
 おっと、もう終了の時間か。それじゃあまた会ったら、リベンジ待ってるよ」

「はい!!」

 こうしてアリスの初戦闘は終わった。
 アリスとヴィータの戦いはデュエルスペースの巨大スクリーンでライブされていたらしく、その後ブレイブシミュレーターからアリスが出てくると大量の客がアリスに拍手喝采したような。




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