トリップ一年目
第三章 玉狛第一の狙撃手
第二話 ぼくの落とし物
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「あんたの視線の先よ。
私が近界民を斬った時、あなたボーダー本部見てたから。
だからボーダーに入隊するかしないか決めかねてる子だなって感じたの。
で、決めたの?」
この人、やりたい放題に見えて、かなりしっかり者。
ぼくがボーダー本部を見れるように傍にいてくれていたのか。
なんかやられたな・・・
ただ、寝癖は気にした方がいい気がする。
「言う必要ないでしょ」
「あはは。確かにね。
私、しばらくここにいるから、走って警戒区域出なよ。
ここからなら走れば二分で出れるから。」
寝癖ボーダーは一直線の道を指差した。
本当に負けた感があるよ、本当に。
「ねぇ、名前は。」
「え?」
「名前は?名字と名前のことだよ。わかる?」
「あぁ〜
B級隊員の桐条みかん。
入隊楽しみにしてるからね、菊地原くん」
まあ入隊するなんて言ってないんだけどね。
ぼくは一直線の道を走り出した。
入隊、してやってもいいかな。
〜きっきーside〜
みかんが勝手につけたグラスホッパーで飛んでみる。
慣れないから動きが怪しいけど。
みかんを見つけると、グラスホッパーで直進してみた。
「おっと!みかんこんにちは!」
「任務終了。
玉狛第一と私ときっきーで合同防衛任務か〜
きっきー、玉狛第一に入れば?」
またまた・・・
私はまだA級になれてないから足引っ張るだけだよ。
「それより、あれはきくっちーだよね。
入隊するのか〜楽しみだね」
みかんの横顔は完全にお楽しみモードに入っていた。
あはは、みかんは風間隊好きだもんな〜
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