第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その十四
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「一つ大きな講堂あるらしいから」
「そこに入ってか」
「それで勝負か」
「じゃあやるか」
「これからな」
「言っておくけれどこの大学作者の昔の職場の同期の卒業した学校でね」
そしてと言う瞬だった。
「作者も一回行ったことのある大学だから失礼のない様にね」
「いや、それ関係ないだろ」
「作者の同期とか行ったことあるとか」
「それ言ったら何も出来ないだろ」
「作者東大寺だって行ってるぜ」
「他にも色々な場所にな」
この作品で勝負の舞台になっている場所にもだ。
「鳥羽水族館とかな」
「あと大阪城にもな」
「俺達はそんなこと気にしねえ」
「それも一切な」
「いつも通りやってやるぜ」
「思う存分な」
開き直る以前に完全に我が道を行く二人だった、そしてだった。
二人と瞬、野村は講堂に入った。その講堂では。
もうテストの用意が出来ていた、審判役である大阪市立大学文学部教授服田圭一先生(架空の人物、モブです)が言った。声は浪川大輔さんである。
「科目は現国、古文、漢文、世界史、日本史、地理、倫理、物理、生物、科学、英語のリーダー、英語のグラマー、数学A、数学Bだ」
「要するに全部か」
「全教科やるんだな」
「そうだ」
こう浪川さんの声で言うのだった。
「カンニングをした場合は即座に失格、そして逆さ磔だ」
「おい、逆さ磔かよ」
「武田勝頼さんみたいなことするな」
「戦国時代でも滅多にない極刑だな」
「それかよ」
「君達の場合はそうなる」
あくまで二人がカンニングをした場合限定のことだった。
「日帝衆の方々はそんなことしないからな」
「俺達って信頼ねえな」
「それも激烈にな」
「ここまで信頼ないってな」
「ある意味凄いな」
「というか逆さ磔か」
「辛いな」
頭に血が登った状態で刺殺される、確かにこれは辛い。
「そんなことになってたまるか」
「絶対にな」
「そもそも俺達カンニングなんてしねえしな」
「絶対にな」
「その言葉私は信じない」
先生ははっきりとだ、二人に返した。
「君達のことを見ているとな」
「へっ、信頼とか知るかよ」
「そんなことはな」
「正義の味方は孤独だからな」
「信頼なくても戦うんだよ」
絶対にというのだ。
「金の為にな」
「将来の就職の為にな」
「何処に就職するかは内緒だけれどな」
「言えばその場でポアされるからな」
エレガントにことを運ばれると言ってもいい。
「そこは言わないぜ」
「絶対にな」
「しかしな、それがかかってるんだ」
「金に就職がな」
「だから絶対に勝つ!」
「俺達『だけ』の為に!」
二重括弧内の二文字が重要なのは言うまでもない。
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