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遊戯王GX−音速の機械戦士−
一緒に、帰ろう−
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遊矢side

時刻は夕方。

俺は今、デュエルアカデミアをぶらぶらと回っていた。

 学園祭の前日である今日、デュエルアカデミアの盛り上がりは最高潮に達している。

 外来からの人物の姿も増え始め、閉鎖的な島だったデュエルアカデミアにしては、珍しいことである……もちろん、喜ばしいことだ。

しかし、セブンスターズ関係者である自分たちは、手伝える時に手伝う、といったスタンスであったため、残念ながら出し物には参加できないわけだが。

ちなみに、自分たちオベリスク・ブルーは喫茶店……というよりカフェだな。

プライドが高い奴が多いのに、客商売なんて出来るのかね?
と、思ったが、予行練習を見てみたら結構真面目にやっていたな。
エリートだけあって、負けず嫌いなところが功を労した、とでも言ったところか。

「三沢とカイザーが参加出来ないのは残念だ」

と、取巻が執事服……どうやら、それがウェイターの制服らしい……にぼやかれた。
……俺は?

 ラー・イエローは、祭りらしく屋台やらなにやらを出すらしい。……くそ、俺もそっちがやりたかったな。
少し、昇格したのを後悔した。
三沢とたまに行っているとはいえ、流石に交じるわけにはいかない。
料理はというと、意外にも神楽坂が活躍していた。
なんでも、有名な焼きそば職人や、たこ焼き職人のデータを記憶して、再現しているらしい……そんなことまで出来るのか、あいつは。

「天上院さんや三沢と一緒に、食べに来てくれよ!」

と、焼きそば職人兼たこ焼き職人兼お好み焼き職人の神楽坂は手を振ってきた。

やたらと、明日香のことを強調していたのが気になったが……

 そして、俺が今いるオシリス・レッドは、隼人から聞いたところによると、コスプレデュエル大会というのを開くらしい。……いつも隣にいた翔は、今はいない。
謝ろうと思って行ったのだが、口に出す前に止められてしまった。

「助けてくれれば、それでいいんだな」

 そう言って笑う隼人に、少しこみ上げて、「任せてくれ」と頷いた後、オシリス・レッド寮を後にした。

 次に行ったのは、良く釣りをしている池だ。
 明日香と初めてデュエルした場所で、それからも何回かデュエルに使う場所である。
他にも、他愛も無い世間話をしたりと、色々な話しをした思い出の場所だ。

いつもなら、腰掛けて釣りをするところであるが、今日はそんな暇はなく、その場を後に森の奥深くに進んでいった。

 そうしてたどり着いたのは、デュエルアカデミアの元特待生寮である、廃寮。

 明日香の兄、亮の親友である天上院吹雪が行方不明になっていて、捜しに入った明日香を守りながら、タイタンと共に初めて闇のデュエルをした。

釣りをしている池とは、
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