Fate/stay night
1180話
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ろう。
「丁度いいから、俺の宝具も見せてやる。お前のその乖離剣エアと同じく、ランクEXの対界宝具をな」
「……何?」
訝しげな表情を浮かべる金ぴかに対し、俺は口を開く。
「ニーズヘッグ」
その一言と共に現れたのは、俺の愛機。……いや、もう1つの分身と呼んでもいい機体。
その力は、正に一騎当千、万夫不当。
俺以外には乗りこなせない、正真正銘の意味で俺の専用機。
嘲笑する虐殺者の名前を持つその機体は、俺のすぐ横に姿を現していた。
いきなり現れたニーズヘッグの姿に唖然としている金ぴか。
まぁ、宝具の中には空飛ぶ船とかもあったが、さすがにこのニーズヘッグは異様と言ってもいいだろう。
そもそも凛曰く、科学は未来に向かい、魔術は過去へと向かう。
そんな相反する2つが融合したのが、このニーズヘッグ。
……見るからにラスボス系の機体だが、その辺はニーズヘッグという名前に相応しいと言えるだろう。
空中を飛び、そのままニーズヘッグのコックピットへと入って念動力の認証によって機体を起動。
そのまま右手を金ぴかの方へと向けて外部スピーカーで声を出す。
「どうした? 自分の身の程を理解したのか? それならお前が手に持っている乖離剣エアをその場に置いてとっとと立ち去れ。お前程度の男を殺しても何の得にもならないんだし、見逃してやるよ」
『ぬかせぇっ! 我がエアがそのような機械人形如きにどうにか出来ると思っているのか! 貴様こそ、その命……ただで消える事が出来ると思うなよ!』
その言葉と共に、乖離剣エアの刀身を構成している3つのパーツがそれぞれ回転を始める。
「T-LINKシステム、フルコンタクト! トロニウム・エンジン、フルドライブ!」
T-LINKシステムとのリンクレベルが跳ね上がり、同時にトロニウム・エンジンがフルドライブして出力が高いレベルで安定する。T-LINKフレームによって形作られている装甲が赤く輝き、同時に機体各所から真紅の粒子が放出される。
「バリオン創出ヘイロウ、起動」
その言葉と共に、ニーズヘッグの背中に装備されているバリオン創出ヘイロウが起動して桁違いのエネルギーを生み出し、ブラックホールエンジン、トロニウム・エンジン、魔力、念動力といったエネルギーが生み出され、ブラックホールランチャーの砲身へと注ぎ込まれる。
システムXNの機能が封印されている状態にも関わらず、このニーズヘッグが対界宝具という扱いを受けている理由。
それは、俺がこれから使うこの武器……いや、技が理由の1つなのは間違いない。
もう1つの理由は、多分フレイヤなんだろうけど。
あれも空間に作用する武器だし。
それをここで使わない理由としては、効果範囲の広さ故だ。
ある
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