5.『歯車』
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……?
何かが私に告げている。
嫌な予感がする、と。
月の使者でも来るのだろうか。私にここまで警戒させる者は、月の民ぐらいしかいない。それ以外に考えられない。スキマ妖怪と博麗の巫女を除けば、だが。しかしあの二人が今更私に敵対するとは考えにくい。
そういえば昨日、スキマ妖怪がここに来た。いつもはほとんど、何かをむさぼりに来るだけなのだが、あの日は何やら真剣だった。近いうちに何かが起こるとだけ言い残して去っていったのだ。
正直、あの妖怪が何を考えているのか私でさえわからない時がある。さすがは妖怪の賢者とでも言うべきか。
……あの子を通して、無数にいる部下たちに情報収集をしてもらいましょうか。
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