戦国龍
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「コイツは仲間の為なら鬼だろうが死神だろうが自分の魂捧げるイかれた野郎なんだよ!」
そう言った後も小さく笑い続けるシオンに対して苦笑しながらシュタイナーは言い返した。
「それ君が言う?」
「どっちも変わらないでしょ?」
シノンは腕を組み、やれやれと言わんばかりのため息を吐いた。
「要するに、どっちもイかれた野郎ってことでしょ?」
「あはは、全くもってその通りね」
シノンの指摘にリズベットをはじめ、他のメンバーも同意するように首を縦に振った。
シュタイナーとシオンはその姿に顔を見合わせて苦笑を浮かべた。
「さて、無駄話はここまでにして・・・」
シオン、エリーシャ、シュタイナーは雷電に飛び乗り手綱を握った。
「行こうか、エクスキャリバー獲得クエスト!」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ヨツンヘイムの上空をしばらく飛行していると、突然シオン達の後方は光だし、そこから3メートルはあろう女性が出てきた。
その女性はウルズと名乗り、泉の女王らしい。
そのウルズ曰く、クエストの内容は霧の巨人族な居城《スリュムヘイム》に突撃、このヨツンヘイムが氷による不毛の大地となった要因。世界樹の根っこを断ち切った、エクスキャリバーを要の台座から引き抜いてこいというものである。
そんな内容が全く入っていないようだったある人物はこう言った。
「要するにこういうことだろ?中にいる輩を全員ぶっ飛ばしてエクスキャリバー抜いてこいってことだろ?」
「まぁ、ざっくり言うとそうだな」
「しちめんどくせえ話術の掛け合いなんざNPCの敵には無意味だ。みんなさん、やる事はもうお分かりですね?」
皆に背を向けた状態でシオンはそう言った。その背中を見てシュタイナーとエリーシャはやれやれと手を挙げた。何故なら彼の表情を誰もが背中越しに容易に伺えてしまったのだから?????
『『『『あの顔は・・・』』』』
人間、何も気にせず自分の好きなことをやれるときの表情は大方決まっている?????
『『『『マジの顔だ・・・』』』』
満面の笑みがそこにはあった。
Remaining until the update.....94%.....
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