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千剣士と竜使い
十二話、攻略会議(前編)
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そして攻略会議当日……

リュウ達は≪トールバーナ≫に着くと真っ先に噴水広場に向かった

広場には会議のためにそれなりにプレイヤーが集まっている

「うわ〜。沢山いるね」

「いや、これでも少ない方ですよ」

シリカの言葉にそう返すリュウ

見た感じ人数は約40人程……

パーティーは6人まで組め、レイドパーティーは6人パーティーを8つまで束ねる事が出来る……

ボス戦を死者0でいくならレイドパーティー2つ……つまり最低でも九十六人は必要なのである……

デスゲームになったのが原因なのだろうか?

これではレイドパーティー1つの上限すら満たせてない

「それで、もう10時になるし人も結構集まってきたけど、えーっと、ディアベルさん?はまだ来てないのかな」

「そうみたいだな…って言いたいとこだけど、噂をすれば、ってやつみたいだ」

アスナの言葉にそう返すキリトが目を向けた方向には、三人ほどの人影が見えた。先頭に立っているのは騎士風の鎧装備をした青い髪の男の人……ディアベルである

ディアベルはステージに立つと、集まったプレイヤー達を見回しつつ話を始める

「じゃあ、そろそろ始めさせてもらいまーす!今日は呼びかけに応じてくれてありがとう!俺はディアベル。職業は…気持ち的に、騎士(ナイト)をやってま
す!」

其を聞いたリュウがこめかみに青筋を浮かべながら呟く

「騎士(ナイト)……? てめぇみたいな人を殺す覚悟無いやつが良い度胸してんな、ワレ……指つめさせたろか? 騎士(ナイト)ってのはな、そんな気軽に名乗るもんじゃないんだよ……」

「「「リュウ、落ち着け(いて)(きなさい)」」」

リュウの呟きにそう言うキリト達

リュウが落ち着いた頃ちょうど話が再開された

「先日、とあるパーティがあの塔の最上階でボスの部屋を発見した。俺たちはボスを倒し、第二層に到達して、このデスゲームも…いつかきっとクリアできるってことを、はじまりの街で待っている人たちに伝えなくちゃならない。それが!今こ
の場所にいる俺たちの義務なんだ!そうだろ、みんな!」

そのセリフにあちこちから拍手や歓声が上がる……

「オッケ。じゃあ早速、攻略会議を始めたいと思う。まずは、6人のパーティを組んでくれ。フロアボスは、単なるパーティじゃ対抗できない。パーティを束ねた、レイドを作るんだ」

その言葉と同時に全員が動く

リュウ達はお互いの顔を見渡す……

「キリト、メンバーに当ては?」

「あるわけないだろ?」

「自慢げにいう事じゃないわよ…」

「そういうアスナは?」

「私は…ほら、二人に会うまでずっと戦ってばかりだったから…」

「すいません、私もです……」


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