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逆襲のアムロ
21話 カミーユの直感 5.8
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目使いで赤くなっていた。
カミーユは焦ったが、少し思案顔をしてファに答えた。

「う〜ん、そう言うことなのかな?僕も割と素直にならないとと思った。人生なんて、戦争なんてあった日にはあっという間に終わってしまうからね。できる限り、自分がしたいと思ったことを可能にしたいとは思う。ファやファの両親も僕にとって大事な、そして好きな人たちさ」

そうカミーユがファに伝えると、ファはむくれていた。

「・・・素直な答えじゃない・・・」

カミーユはファの反応に笑った。

「ハハハ・・・いや、ファ。僕は君のことは好きだよ」

ファは自身の中でかなり後手に回ったことに状況の不利を感じ、「そう、ありがと」と一言言って席に戻っていった。


* ラヴィアンローズ 5.9 12:30


アルビオンは予定通りの航路を終え、ラヴィアンローズへ入港を果たしていた。
同時刻、別のシャトルがラヴィアンローズに入港していた。

ラヴィアンローズはアナハイムが所有するドッグ艦であった。シナプスたちがガンダムを受け取りににラヴィアンローズに入ると、入港口には先客がいた。

シナプスはその先客にシナプスは所属等を尋ねた。

「我々はワイアット将軍からの指示でガンダムを受領しに参ったアルビオン隊のシナプス大佐だ。貴官の身分等の紹介を願いたい」

その先客は色の入ったサングラスをしていた、陰険そのものの表情をして含み笑いをして答えた。

「・・・失礼した。私は地球連邦宇宙軍所属のかナカッハ・ナカト少佐だ。コリニー将軍の命にてこのガンダムを完全凍結するという指示で来ている」

シナプス含めたアルビオンクルーに動揺が走った。

「コリニー将軍だと・・・」

シナプスは苦虫を潰した。ワイアットよりも上位の高官からの指示。とても逆らえない。
ナカトの後ろからあるアナハイムの女史が現れた。

「ナカト少佐。実験の凍結とはどういうことですか!」

その姿を久しぶりに見たニナは声を上げた。

「ルセット!」

その反応にルセットと呼ばれた女史が反応した。

「ニナ!貴方どうしてここに・・・」

ナカトはため息を付き、ルセットに説明した。

「オデビー女史。軍は民間の研究をまさかワイアット将軍も噛んでこのような顛末になっていたなんて知りもしなかった。全く・・・愚行だと認識したため、私が来て止めに来たのだ。元より、軍はアナハイムへの働きかけて、実験は凍結していたはずなんだが・・・」

「しかし、軍が民事に介入するなど会社側が認めず、政府に抗議していて、ワイアット将軍もその言い分に同調してくれて・・・」

「オデビー君!今は戦時下だ。軍の命令に従わないと無駄死にするぞ!」

「わ・・・私を脅すのですか!」

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