Fate/stay night
1179話
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含めれば幾つもの世界を支配している身だぞ?」
まぁ、正確には支配とはとても呼べない状況だが。
SEED世界、ギアス世界はそれぞれその世界の勢力に協力して世界を支配していると言ってもいいのか?
いや、ギアス世界はともかくSEED世界はオーブ以外にも大西洋連邦を始めとして幾つもの国があるから、支配しているとは言えないか。
他の世界にしても、どちらかと言えば友好的な関係ではあるが……国としての立場で言えば、どの世界もシャドウミラーよりも下という扱いにはなる。
それを考えれば、支配しているというのも間違いじゃないか?
「……何?」
俺の言っている意味が分かったのか、金ぴかがポツリと呟く。
「分からなかったのか? そもそも支配者としての格そのものが俺とお前とじゃ違うんだよ」
「……貴様、何者だ?」
「今更か? さて、俺に聞きたいのなら、上位者に対する口の利き方があるだろう? 地に手を付けて土下座してみせろ。そうすれば教えてやらない事もないかもしれないな」
「ふざけるなぁっ! 王たる我が聞いているのだ。疾く答えよ!」
「はぁ、だから言っただろ? お前は王なんて立派なものじゃなくて、良くて都市国家の市長でしかないって。……そこまでして自分を認めたくないか。まぁ、いい。お前の道化ぶりには散々笑わせて貰ったし、献上品も色々と貰ったからな。それに免じて教えてやるよ」
小さく肩を竦め、口を開く。
「さっきも言ったが、幾つもの平行世界を支配するシャドウミラーを支配する者。お前と違って、正真正銘の王と言ってもいいかもしれないな」
「平行世界だと? ……認めん、認めるかぁっ!」
その言葉と共に金ぴかは王の財宝の中から1本の剣を引き抜く。
剣と呼ぶよりは、見た目では槍にすら見えるような、そんな妙な武器。
今回金ぴかと戦うにあたって俺が欲していた幾つかの狙いの1つ。
「こい、エア!」
乖離剣エア。ランクEXの対界宝具が、ようやく姿を現した。
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