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魔法科高校の有能な劣等生
放課後の不幸と充実した時間
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宮は関係している?
「あぁ、平気だよ」
 ――――まぁ、興味を湧かせる現実だよ。
 あの言葉も気になる。「お前は零宮さんの……なんだ?」
 まるで零宮を崇拝する教徒の様な素振りにあの尋常ではない心配ようから考えると不良達と天野先輩は零宮の僕?
 でも、そんな風には見えない。一方的な崇拝の様にも見えるし実は無茶苦茶慕ってる仲とか?
 …………待てよ、よくよく思い出せばアイツら頭に変な鉢巻、巻いてたよな。
 確か、ZERO様love!!って書かれた鉢巻だった様な。そのZEROって奴も関係してるかも知れない。
 さて、早速帰って調べ上げますか。
 そう思った矢先――――――奇妙な変人が現れた。
 第九校の制服に身を包み見覚えのある鉢巻を頭に巻いた男は道を塞ぐ様に立ち構え、掛けていたサングラスを外した。
「お前が、《愚民》か?」
 今度の変人は服装はまともだった。
 あの不良達に比べたら至って普通で普通の生徒に見える。
 だが、身に纏っているオーラーは他の生徒に比べるまでもない程、燃え上がっていた。
「はい、一応」
「気に食わんな」
「は?」
「その愛想で隠された笑顔を気に食わんと言ったのだ」
 ―――俺の十八番を見通してる?
 愛想笑顔を見破られた……まぁ、大抵の人間なら俺の笑顔を見てよく笑ってる奴と思ってるが大半だ。
 それをいきなり見破った男、なかなか出来る奴かも知れない。
「おっと、すまんな。
 愚民だからと言って自己紹介を忘れては紳士の名が廃るというもの」

「雅 来栖、以後お見知りおきを愚民君」

 また、聞き覚えのある名前だ。
 校内ランキング7位 【貴族】称号《紳士》を持つ2年生だ。
 今日はよく先輩に絡まれるなと思いつつ俺は口を開けた。
「親切な自己紹介をどうも、俺は1年B組 無月 影です。
 ランクは【劣等生】称号は【愚民】です。よろしくおねがいします」
「ほぉ…………貴様、本当に自身を愚民と名乗るのだな」
「えぇ、与えられた称号ですし。
 自分は劣等生ですので」
 愛想笑顔で笑声で言うと雅の表情は曇った……と言うよりも怒っている様な。
「貴様、悔しくはないのか?」
「悔しい?
 うーん……どうでしょうね、俺は与えられた称号、気に入ってませんけど自分にお似合いだと思ってますし他人から与えれた名誉に興味はありません」
 まぁ、でも、アイツに言われるのだけはごめんだけどね。
「それに―――俺はこの学校のシステム事態に興味はありませんので」
「ランク付けウィークの事だな」
「はい、別にこのシステムに文句を言うつもりはありません。
 ですが……見栄を張っても虚勢を見せても中身は空の魔法師達に幻滅してます」
「………………」
「その優劣で決められるのは普通です。それは
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