M?RΩ編
盗賊ギルド
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「まあ自分の家だと思ってゆっくりしてくれ。それと……そこまで凝視されると流石に反応に困るのだが……」
「だ、だって目の前に第二次ウォーゲーム大戦の英雄が居るんですよ!!竜騎士ジークフリードって言ったら知らない人が居ないほどの超有名人ですよ!!」
「まあなんでもいいが………」
カルデアの結界周辺戦を終えた一同はフェイクARMを根絶する為にバッボの元の記憶が封じ込まれているマジックストーンを探す度に出る事となった。がアルヴィスはフェイクの対策を練る為にクロスガードの本部へ。ドロシーは破られてしまった結界の修繕作業の為にカルデアを離れる事が出来ない。その為にカイやエリサ、そしてインガに同行する事になったジーク。一度ジークの家で話をする事になり今は彼の自宅に居る。
「さて、これからミスターの記憶を探す旅に出る事になる。危険な旅になる事は決定しているような物だ、覚悟は出来ているか?」
「勿論だよ!絶対に街の皆を助けるんだ!!」
「私もです!カイを手伝う事をするんです!」
目の前の少年の少女は正直言って頼りない、魔力は無いとは言えないがそれ程多くは無い。戦力としては数えられないがこの意気込みは買う事が出来る。自分の親友であったギンタを思い出すような少年だと少女だ。
「勿論私も行きますジーク様。最初から怖気づいているような奴に任せてなんておけませんから」
「お前も相変わらずだな、既にカルデアの掟は俺達が改正している。囚われなくてもいいんだが」
「いえやります」
インガの強い意志、というよりも一族を辱めたものへの憎しみ。強い感情は戦いに向かう自分を強くしてくれる要因の一つに成りえるが感情によっては身を滅ぼす事にもなる。そんな感情で戦う者は連れて行かない事が一番だが自分だけでは限界はある、腕が立つインガは居た方が良い。
「やれやれ……さてとミスター、まずはルベリアへと行こうと思っています」
「ルベリア……となるとあやつに助力を頼むのか」
「ええ。宝探し、ならあいつが一番でしょうからね」
地図でルベリアを示しながら策を練るジークとバッボ。提案に察しがつくバッボは致し方ないといった表情をしながらそれを飲み目標を決定した。そして準備をしようとした時にドアが開き其処からバッグが飛んでくる。
「準備なら済ませておいたわよジーク、それだけあれば十分だと思うけど」
「ああ十分だ。すまないな―――ディアナ」
「「デ、ディアナァァア!!!??」」
「あっしまったな」
ドアの先に立っている人物を目にしながらジークの言葉に驚愕するカイとエリサ、そして失言をしてしまったと軽く頭を抱えるジーク。
「デ、ディアナってウォーゲームにおけるクイーンじゃないですかぁ!?」
「な、なななななななんでそんな人がジークさんの家にぃぃ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ