M?RΩ編
盗賊ギルド
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い!!!?」
「あー……説明すると面倒なんだが―――という訳だ」
「「成程納得です」」
「えっ今何があったんですか!?何なんで二人納得してるんだ!?たった5秒の間に何があったんだ!?」
「それじゃあミスター、そろそろ行きましょうか」
「うむ。カイにエリサ、行くぞ」
「「はーい」」
「えっあれちょっと待って置いてけぼりなの!?」
「(ポンッ)超ドンマイ!!」
「いや何があったのか説明してくださいよディアナ様も!?」
「っと言う訳でアンダータでルベリアに到着だ」
「ってえっ〜!!?すっごいボロボロで誰もいそうにないんですけど!?」
「……もう好きにしてくれ」
作戦会議も切り上げ早速アンダータで盗賊ギルド"ルベリア"のアジト。がそこは酷く荒されており何者かに攻撃でもされたかのようにボロボロになっていた。中も酷く物が散乱としており廃墟同然という状況になっている。
「まるで廃墟だな……」
「これじゃあ誰も居ないかも……どうしますジークさん?」
「………おい、幾らなんでも少女に手を出すのはNGだぞ三十路」
「なんや気づいとったんかいなぁ?相変わらずキッツイのぉジーク」
カイと共にジークの背後に居たエリサの後ろに降り立った男は呆れ半分嬉しさ半分な言葉を口にした。それは嘗ての戦友に会えた喜びからか、それとも久しく会えていなかった女性に会えたからか。そこにはウォーゲームでジークと共に戦いを潜り抜けた男、ルベリアのボス"ナナシ"が立っていた。
「ほんまに久しいのぉジーク。ドロシーちゃんとの結婚式以来やな、元気にしとるかドロシーちゃん?」
「ああ元気過ぎる位だ。まあ昔に比べてたら若干はお淑やかにはなったな」
「はっはっは!!自分が若干っていうんやからほんのちょびっとなんやな!」
久しぶりの再開ということも会ってか思わず会話に花が咲いてしまう二人。そんなナナシは何気なくジークと共にやって来た少年たちに目を向けると6年も前にいきなり消息不明になったバッボが共にいる事に漸く気が付く。
「ってバッボの亡霊〜!!?んな訳あらへんか、お久しゅう」
「本当に相変わらずじゃな、んで如何したのじゃこの有様は?」
「いやぁ自分ウォーゲームで有名になってしもうたやん盗賊なのに。したらな、地元の領主に目を付けられてしもうたんや、おかげでボロボロ……。なんとか仲間が逃がして今は此処に自分一人に居るっちゅうことや」
事情を聞いたジーク達は自分たちがフェイクを根絶する為にバッボの記憶を探している事、そしてそれに関する事を知っていないかと聞きに来たことを伝えた。
「なるほどの〜フェイクね。その記憶かは解らんけどありそうな場所は知っとるで。でも、協力して自分に得があるんかいな………?」
途端に鋭くなる瞳、先程ま
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