20話 星の屑作戦開始 5.7
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ーツ1個大隊に匹敵する火力を持って、ジオン攻略の包囲網の一翼を担うことになっている」
アムロはそんな戦力の存在に驚きを見せた。ニナは少々反論した。
「しかし・・・あの機体は規格外で・・・ガンダムとも言えない、不安定な戦力です」
コウは「ガンダム」という言葉を聞いて、高揚した。
「あるんだ・・・ガンダム3号機が・・・」
コウの呟きを聞いて、ニナは説明した。
「ええ、量産機ラインから外れた超大型機。理論上使用した場合、あのビグザムもいともしない火力で粉砕するとも言われる代物よ。ただ、実戦投入したこともないホントに戦力になるかどうかも不明なものよ・・・しかし、研究は凍結されたと聞いた・・・」
「が、行われていたのだよ。ワイアット将軍の工作もあってな。カーバイン社長が秘密裏で配慮したそうだ」
シナプスはニナへ伝えると、ニナは聞いていないとブツブツ言っていた。
バニングはガンダムの存在に、コウよりもアムロが適任ではと艦長に申し出た。コウもその意見には悔しいながらも否定はできずにいたが、シナプスが否定した。
「レイ大尉はあくまで我が隊のオブザーバー参加だ。うちはうちの専属でこなそうと思っている。レイ大尉からも同意見を貰っている」
アムロはシナプスの意見に賛同した。
「艦長の言う通りだ。オレはこの艦の手助けはしたいとは思うが、ガンダムというシンボルは艦のエースだ。本来ならばバニング大尉に任せるべきなのだがな」
アムロがそう言うと、バニングは首を振った。
「オレはこの年で英雄など気取る気概などないよ。だからウラキに任せている」
アレンもバニングの意見に同調した。
「そうですな大尉。オレもこのヒヨっこがここまで成長してきたのを見れたことに若干喜びを感じる年になってきたようです」
モンシアもベイト、アデルと共にそれに倣った。
「おう〜ウラキくん。君が乗らないなら、ボクが請け負ってもよいけどよ〜」
「まあ、バニング隊の我々はバニング大尉が乗らないのいでしゃばる訳にはいかないからな」
「そう言うことです」
アデルはコウの傍により、コウの背中を叩いた。
「ウラキ少尉。貴官のような若手が将来の道筋を示すことが良いと思っています。ガンダムは我々の道しるべです」
コウの傍にいたキースもコウの肩へ手を置いた。
「そうだよ〜。コウがガンダムに乗らなきゃオレらが盛り上がらないよ」
「み・・みんな・・・有難うございます」
コウはその場で艦橋に居るもの、全てに頭を下げていた。
コウは本来ガンダム回収並び、ガンダムの撃墜されたことに処罰されると自認していたのだが、不問にされ、尚新しいガンダムを託されるということに喜びと感謝を覚えた。
シナプ
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