20話 星の屑作戦開始 5.7
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トーと対峙できた。
コウはあの時のガンダム2号機を見て、唸った。
「奪われたガンダムだ・・・!この野郎!」
コウはガトーへライフルを連射した。ガトーはそれを避けたが4発目にして掠った。
「っぐ・・・ガンダムめ。多少やるようになったではないか」
ガトーはサーベルを抜き、コウへ接近した。その速度にコウは対応しきれず、ライフルを捨てて、サーベルに持ち替えて、ガトーのサーベル捌きを避けていた。
そして、両者のサーベルが交わるとき、両者の声が聞こえた。
「ガトー!あの時の、トリントンでの屈辱をここで晴らす!」
「ふん。あの時のヒヨっこか。多少は腕を挙げたみたいだな」
そうコウとガトーが言葉を交わすと、ガトーのサーベルがコウのガンダムを力でねじ伏せ、後方へ吹き飛ばした。その振動でコウが悶えた。
「うっぐ・・・ガトーめ!」
コウは意識を保ったままで、ガトーの次の攻撃に備えたとき、ガトーのガンダムの左腕の動きに違和感を覚えた。
「(ん?・・・左腕が動作していない・・・そうか!)」
コウはガトーの左腕が動かないことを予想し、ガトーの左側に回り込もうとする動きで攻撃していった。その動きにガトーは後手に回った。
「・・っぐ、気付かれたか。やるようになったな」
そして、互いにサーベルの応酬を繰り返しているうちに、ガトーのシールドにコウのサーベルが深々と突き刺さった。そしてそのサーベルは貫通し、ガトーの左腕を貫いた。
その損傷でガトーの左腕が爆発した。
「何!・・・このガンダムがあーっ」
ガトーは右手のサーベルを逆手に持ち、コウの肩から後ろへと刺した。
すると、コウのガンダムのバックパック付近が爆発した。
「がっ・・・畜生!」
そして、互いに接近して離れられず距離を取れないまま、バルカンを打ち尽くし、互いにガンダムが自沈寸前になっていた。
コウは脱出すべく、周囲の簡易バーニアを探し、自身のアタッチメントに付けて、コックピットを開けた。すると、目の前にガトーが同じようにいた。
ガトーはコウのヘルメットに近付いて、コウの名前を聞いた。
「私は有名人らしいから、お前を私は知らない。名前は何という?」
ガトーの圧力にコウは素直に名前を答えた。
「コウ・・・コウ・ウラキだ」
「ウラキか・・・二度と忘れん!」
そう言って、ガトーは星の海へ身を投じていった。
コウも呆然となりながらも、すぐ我に返り、ガトーと同じく身を投じた。
そして互いに後詰で来ていたパイロットたちに回収されて、各座乗艦へと帰投していった。
もう一方で、バニング隊とアムロがコウとは別方面での出撃で敵艦艇をキャッチしていた。
バニングはモンシア、ベイト、ア
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