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逆襲のアムロ
20話 星の屑作戦開始  5.7
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盛り上がった。その時、会場がとてつもない揺れに襲われた。
頭上のモニターが白く輝いた。

ワイアットは傍の連邦軍高官へ事態の報告を求めた。

「何・・・何が起きたのだ!」

式典に出席していた士官たちが慌ただしく、状況把握のために常駐している基地司令部へと連絡を取っていた。ワイアットは慌てた演技をしていた。そして来るべき時が来たと悟った。

その後、ワイアットの下へ状況の知らせが届いた。

「司令!ガンダム2号機による核攻撃です。外のルナツーに配備された偽装艦隊がすべて消滅しました」

「そうか。各ゲートの状況は?」

「はっ。被害が甚大ですが、南のメインゲートの2か所は無事です」

「よし、そこから私の旗艦と残りを出撃させる。目標は地球軌道上サイド3方面だ。但し、3時間後にな。その代り一番近い哨戒隊をルナツーへ呼び戻せ」

「かしこまりました」

ワイアットが指示を出すと、再び壇上のマイクへと戻っていった。

「あー、皆さん聞こえますか?先ほど敵の攻撃がありました。しかし、我々は無傷であります。敵の攻撃は既に予測の範囲でした。このパーティーは続けたいと思います。各方面の哨戒部隊の集結にはいささか時間が要します。沢山英気を養ってから、我々は最後の戦いに挑みましょう!」

ワイアットはそう言うと、会場は最高潮に盛り上がった。

一方、攻撃をしたガトーは焦っていた。
核を撃つ前はガトーは連邦の大陣営を目の前にして紅潮していた。

「私の一撃で宇宙に真の自立をもたらす」

そう思い、願い放った一撃がモニターで目視するに、前の艦艇はまさしく本物だった。しかし、後の艦艇がすべて風船が弾けるような反応だった。

「な・・・ダミーだと!」

ガトーは座乗艦であるグラードルの艦艇より救難信号が発せられていた。

「少佐!してやられました。この宙域にまばらですが、敵艦艇が集結してきます!」

「グラードル!退却進路は?」

「はっ!サイド6外縁からが手薄で、<茨の園>のデラーズ閣下の部隊と合流できます」

「わかった。すぐに戻る。後詰でカリウスらを出撃させておいてくれ」

「了解であります」

ガトーはグラードルの通信を終えると、唸りながらもルナツーを後にしていった。
核の衝撃により、ガンダムのシールドの耐久性能が限界を超えていたらしく、持ち腕のジョイント部分まで損傷をもたらしていた。

「ん?左腕が動かない・・・」

ガトーは連邦の周到な備えに恐怖し、急ぎでムサイへ帰投していたが、その前にもう1体のガンダムが立ち憚った。

「なっ!・・・あの時のガンダム・・・」

コウは先発で偵察のため、アルビオンより出撃してルナツーの方面に居た。そこで運良く、はたまた悪く、ガ
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