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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-B嬉し悲しも想い次第
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って言うんが解るほどの美味しさやった。今年もあのラスクを食べられるかと思えば今から楽しみや。
「ル〜シル〜」
「へっへっへ〜」
「ハイエナ共め。このチョコは俺が貰った物だ、渡すわけにはいかないな!」
「そう堅いこと言うなって」
「俺たち友達だろ」
「そんなにたくさんあるんだし、少しくらい分けてくれよ」
「虫歯になっちゃうぞ〜。太っちゃうぞ〜。せっかくの可愛い顔や細い体が、俺にみたいに縦に横に太くなっちゃうぞ〜」
チョコをたくさん貰って満足そうなルシル君の側にクラスの男の子たちが空き箱片手に迫る。その視線はルシル君が貰った数々のチョコ。去年も軽く争奪戦が起きてたもんな〜。まぁ、ルシル君は魔法なんて使わんくても身体能力が高いから、その日の休み時間はチョコを持って逃げ切ってたからなぁ〜。
『はやて。なのは達の教室に行く前に・・・』
『うん、そうやな。今のうちにあげよか』
思念通話でシャルちゃんと頷き合って、保冷バッグを手に取る。そんでシャルちゃんと一緒に教団の前にまで行って「男子ちゅうも〜く!」教卓をパンパン叩いた。今まさに席を立ってダッシュをしようとしてたルシル君、それに男の子たち、ルシル君を逃がそうと男の子たちを威嚇する女の子たちが一斉にわたしらを見た。
「わたしとはやてから男子たちに、手作りチョコを贈ろうと思う!」
「えっと、一列に並んでくれるかな? 1人1個やけど、勘弁してな」
わたしらがそう言うと男の子たちは「うぉぉぉぉぉぉ!」雄叫びをあげた。そんで1列に並んだ男の子たちに、シャルちゃんと順番にチョコを渡してく。チョコを受け取った男の子の中には泣いて喜んでくれる子や、わたしらからチョコを貰った証拠として携帯電話で写真を撮ってほしいって子も出てきた。シャルちゃんはノリノリで2ショット写真を撮るんやけど、わたしはルシル君の視線の中で別の男の子と2ショットなんて撮りたないってゆうのが本音や。
「ヘイヘイ。わたしが撮ってあげるよ。ほら、横に並んで」
わたしが困ってると、シャルちゃんが男の子から携帯電話を借りて2ショット写真を撮った。
『シャルちゃん・・・その、おおきにな』
『んー? わたしは好きで撮ってもらってるから気にしないで良いよ?』
それから男の子たちにチョコを配っていくと、「亮介君と護君は、彼女ちゃんに許可取らないとね」シャルちゃんが残る男の子2人の方を見た。亮介君は刀梅ちゃんからチョコもらったみたいやし・・・。
「おーい、耀っち〜! 護君にもチョコあげて良い〜?」
真神護君の彼女・・・とゆうよりは幼馴染の火照耀ちゃんを呼んだ。耀ちゃんはハーフアップにされた綺麗な夕陽色の髪を揺らして「護は欲しいんでしょ? 貰えばいいじゃん」ルシル
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