第1章:平穏にさよなら
第19話「模擬戦」
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ど、範囲が広い...間に合わない...!
ドォオオオオオン!!
「....やった....?」
「“ロートシュトース”!」
「っ!?ぐっ...!」
油断して隙があった司さんに、横から貫通力の高いレーザーのような射撃魔法をぶつける。ギリギリで防御魔法を張られて威力を軽減させられたけど、これで明確なダメージが入った。
「(上手く、凌げた...!)」
さっきの魔法をどうやって躱したかというと、そこまで複雑じゃない。ただ、私の目の前の空間を爆発させて、範囲外まで無理矢理私を押しやっただけだ。
「“ロートクーゲル”、シュペルフォイアーディプロイメント...フォイアー!!」
さらに追撃として、魔力弾をこれでもかという程展開し、それらを全て放つ。
「くっ....断て!いかなる侵攻さえも!“スペース・カットオフ”!」
またもや大きな魔法陣が展開され、それに全ての魔力弾が防がれる。
〈『今のは空間を一時的に遮断する事による魔法です。...司様、なかなかの大魔法の使い手ですね...。』〉
「『空間を遮断って...チートじゃない?』」
一時的って訳だから、燃費とか時間制限とかあるだろうけどさ。
「“セイントレイン”!」
「っ!危なっ!?」
私の上から魔力弾が雨のように繰り出される。それを私は駆け抜けるように何とか躱す。
「捕らえよ!戒めの鎖!」
「っ....!薙ぎ払え、“レーヴァテイン”!」
躱した所を予測していたのか、鎖状の拘束魔法が迫ってくる。レーヴァテインで強引に薙ぎ払う事で、それを回避する。
「“カゴメカゴメ”!」
即座にレーヴァテインをそのまま地面に刺し、巨大な魔法陣を展開し、黄緑の魔力弾で鳥籠のように司さんを囲んでいく。
「これは.....!」
「いっけぇ!」
大きな魔力弾を適当に放ち、それでカゴメカゴメを動かして攻撃する。...まぁ、フランのカゴメカゴメそのまんまの攻撃だ。
「避けづらいけど...遅い!」
そう言って司さんは槍を地面に刺し、足音に魔法陣を展開する。
「さぁ、悪しき干渉を打ち消せ...“聖撃”!!」
カッ―――!!
「っ....嘘...!?」
一瞬、光に目が眩み、光が晴れたところには、カゴメカゴメの弾幕が全て打ち消されていた。
「“スターボウブレイク”!」
とりあえず、目暗ましの弾幕を放つ。...どうせ防がれるか躱されるだろうけど。
「(でも、隙としては十分...!)」
その間に、魔法陣を展開し、魔法を発動させる。
「“フォーオブアカ
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