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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その十二

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「その彼ならばだ」
「任せていい」
「貴殿も優秀だ」
「負ける筈がない」
「後は毅然として戦ってくれ」
「武士としてな」
「承知しております」
 瞬は海軍衆の敬礼で応えた、そしてだった。
 瞬は出陣し京都大学に赴いた、そのキャンバスの中にある講堂の一つで一人の学者を思わせる痩せた細面の男性が物理の教科書を開いていた。着ているのは海軍衆の軍服だ。
 その彼にだ、京都大学の学生達が声をかけた。
「中佐、遂にですよね」
「出陣の時ですよね」
「あの腐れ外道達を倒す」
「その時が来たんですね」
「そうなりました」
 その彼野村は勉学を止めて学生達に応えた。
「間もなく悠木大将がこちらに来られ」
「大将と合流して」
「そして、ですね」
「そのうえで大阪市立大学まで行かれ」
「そのうえで」
「勝負をしてきます」
 野村はまた言った。
「そして勝ってきます」
「今度こそあの連中も年貢の納め時ですね」
「日帝衆が勝って、ですよね」
「あの連中の邪魔がなくなって」
「再併合ですね」
 実は作者は書く度にこの再併合を望む日本人が実際にいるのかどうか甚だ疑問に思っている、多分日本で数える位しかいない。
「それが適いますね」
「領土のうえでも大日本帝国復活ですね」
「台湾と南洋は独立して立派にやっています」 
 だから何の問題もないのだ。
「尖閣も北方領土も確かなものにしました」
「後はあの半島だけですが」
「あの半島を併合して」
「それで、ですね」
「遂に再併合ですね」
「それが適いますね」
「その時が来るのです」
 野村も目をきらきらt輝かせて言う。
「彼等を倒し」
「応援してますよ」
「俺達日帝衆を尊敬してますから」
「将来は日帝衆みたいな立派な人になります」
「そう思い日夜勉学に励んでいますから」
「絶対に」
「いえ、私達を尊敬するよりも」 
 野村もまたこう言うのだった。
「ご両親、そして陛下をです」
「尊敬せよと」
「そう言われるのですか」
「我々なぞよりずっと尊敬に値する方々はおられます」
 それ故にというのだ。
「ですから」
「その方々をですか」
「尊敬すべきと」
「そう仰るのですね」
「はい」 
 その通りだというのだ。
「私はそう思います」
「ですか、そこもまたご立派です」
「では尊敬はしませんが手本とさせてもらいます」
「人としての」
 京都大学の学生達は尊敬されたくないという野村の言葉を受けてこう返した、野村はその言葉には無言だった。
 そのうえでだ、彼等に別れを告げて大学の正門で瞬と合流した。
 そうして大阪市立大学に向かう、その大学では。
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