第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その八
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「あくまで特撮のことだからな」
「だからですね」
「リアルとの区別はつける」
「そのことはですね」
「守らないといけないですね」
「そういうことだ、現実は現実だ」
間違ってもギャグ漫画とは違う。
「しないことだ」
「ですよね、やっぱり」
「そういうことはしないで」
「小説は小説ですね」
「そう割り切って読むべきですね」
「読んで楽しむことはいい」
作者も喜ぶ。
「しかしだ」
「真似はしない」
「そこは厳密に」
「そのことも大事だ、しかしだ」
悪田部はこうも言った。
「漫画のせいだ、ゲームのせいだ、ネットのせいだと言う輩はな」
「それも駄目ですよね」
「何でもそういうののせいにするのは」
「マスコミとか学者とか」
「そこで思考停止してますよね」
「一部の馬鹿やそうしたものとは関係のない狂人を例えに出してもだ」
「全体は語れないですね」
「そこまでは」
二人も言う。
「成人漫画読んだら皆真似するとか」
「そういうのもないですから」
「私は実際にハーレムをしているがな」
悪田部の場合は特別である。
「そんな漫画があってもだ」
「実際にする奴は、ですよね」
「いないですよね」
「流石にそこまでは」
「やっぱり」
ちなみに二人もハーレムは夢だ、メイドやバニーガール、ブルマの美少女達に囲まれてゴンズイの様になることが。
「いや、酒池肉林とか」
「俺達素で好きですけれどね」
「実際にやるかどうかっていうと」
「それはまた別ですよね」
「そういうことだ、あと漫画等で風評被害を撒き散らすこともだ」
それもだった。
「よくない」
「ああ、某似非グルメ漫画ですね」
「主人公の新聞記者が気に入らない主張の社長にケダモノとか言う」
「あんなの言ったら絶対にフォロー出来ないですよ」
「外国人労働者問題は複雑な問題ですから」
その雇用についてだ、国籍の問題もあるし文化習慣の違いもある。雇わなければ駄目という論理は理想論なのだ。
「それで異論を言う相手にいきなりケダモノ」
「どんな無頼漢なんですかね」
「あの主人公初期は店で文句つけまくってましたし」
「化学調味料を使うと怒って」
「何でも原作者は店で料理の口が合わないと怒鳴り散らしていたらしい」
悪田部はこのことも話した。
「そしてあの主人公達もだ」
「ああしてですね」
「新聞記者の権力をバックに営業妨害してたんですね」
「店の味がまずいって怒鳴り散らす」
「ヤクザみたいなことをしていたんですね」
「人として絶対にやってはいけないことだ」
ケダモノ発言と並んでだ。
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