地上最強メンバー探しへ!
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染岡がそう冗談ぽく笑いながら話すと、俺たちもみんなで笑いを交わした。
そしてその時、豪炎寺が歩いてきた。
「…………」
「あっ、豪炎寺!夕香ちゃんへの挨拶はもういいのか?」
円堂はそう豪炎寺に話す。
だけど俺は少し豪炎寺の顔色が優れないように見えたので、豪炎寺に話し掛けた。
「どうした?なんか変な顔してるぞ?夕香ちゃんの具合良くないのか?」
「いや…、あいつは大丈夫だ。行こう」
豪炎寺の言葉に少し違和感を感じながらも、俺たちは部室に背を向け、集合場所へ足を向かわせた。
すると後ろから微かだが豪炎寺の言葉が聞こえた気がした。
「…円堂、雷藤。もし俺が…」
「えっ?何かいったか?」
円堂は豪炎寺にそう尋ねるが、豪炎寺は「いや、何でもない」と口を閉ざした。
「とにかく11人揃ったようね。さあこの東京から離れて選手探しよ!あなたたち準備はいいわね?」
「はいっ!監督!」
「でもおれ達は日本一になったんですよ。俺たちが勝てない相手に一体誰が勝てるというんです?」
「あなたたちは知らないみたいね。フットボールフロンティアには出場しない強豪チームがいることを」
「ええーっ!!どういうことですか!?」
円堂が叫び終わると、瞳子監督は俺たちに向かい話す。
「もともとフットボールフロンティアに興味のない学校…。さらには危険分子だと影山に判断されて出場権を剥奪されていたチーム…。全国にはそんなチームが数多く存在しているの」
「そうなんですか!?」
俺は驚愕の事実に驚いた。
「そういうこと」
瞳子監督はそこで少し会話に間を空けると、続けて話す。
「だからあなたたちが本当に日本一と言えるかどうかはまだわからないってことね」
円堂がふるふる震えながら瞳子監督を見ている。円堂もショックだったか、と一瞬思ったが、俺は少し笑うとそんなことないか…と思い直し円堂に顔を向けた。
「うおーっ!面白くなってきたぜーっ!日本にはまだまだ強い奴がいる。そいつらを探し出してやるぜ!」
「ははは…!やっぱり円堂だな!」
そんなとき、校長が急いで走ってきた。
「理事長ー!大変ですっ!奈良で財前総理がエイリア学園に襲われました!」
「なんだと財前総理が!?それで総理は無事か?」
「そ、それが…!総理はエイリア学園に連れ去られたそうです!」
「なっ!なんということだ…」
「総理を誘拐するなんて奴らの狙いは一体何だっていうんだ?」
その話を聞いていた瞳子監督は俺たちを改めて見ると話した。
「みんな、すぐに出発よ。奈良に行けば何か手掛かりが見つかるかもしれないわ」
「はい!早くエイリアを止めなくちゃ
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