第2章:異分子の排除
第12話「IS学園」
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はお見通しなんだよ!いつまでもしらばっくれてんじゃねぇぞ!?」
どうやら、コイツの中で俺たちは転生者とか言う者だと断定しているようだ...。
「(...もう、やっていいですか?)」
「(ああ。いいぞ。俺もちょっとキレてる。)」
うわぁ...。桜さん...と言うか束さんは桜さんの容姿を大事にしてるからなぁ...(似てるからとかそんな理由で。)。だから、それをバカにしたら最悪束さんが...。
...っと、それどころじゃなかったな。
「....ふっ!」
「ぐぅっ!?」
襟首を掴んでいる手を思いっきり捻る。
たったそれだけで俺は解放される。
「てめぇ....!」
「いつまでもやられるだけの俺だと思ったか?」
「なんだと....?」
昔の俺なら怯んでいた睨みを俺はあっさりと受け流す。
「ほら、かかってこいよ?“自称天才”さん?」
「っ...調子乗ってんじゃねぇぞっ!!」
殴りかかってくるのを避け、腕を掴んでそのまま関節技を掛ける。
「がぁあああっ!?」
「はぁ...バカだねぇ..。俺がさっき手を出さなかったのは、秋十君が人質に取られたからじゃなくて、秋十君だけでも対処できるからなんだよなぁ...。」
なんか、こんな奴に俺はいつもやられていたのかと思うと、怒りさえも萎える程馬鹿らしくなってきた。
「ぐっ.....。」
「いいのか?」
「はい。物理的に仕返ししても、空しいだけだと思いましたから。」
「そうか。」
手を離し、解放する。
「てめぇ....!」
「じゃあな。」
睨みつけてくる一夏を無視し、俺たちは荷物を取りに教室へと戻っていった。
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