暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第12話「IS学園」
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
はお見通しなんだよ!いつまでもしらばっくれてんじゃねぇぞ!?」

  どうやら、コイツの中で俺たちは転生者とか言う者だと断定しているようだ...。

「(...もう、やっていいですか?)」

「(ああ。いいぞ。俺もちょっとキレてる。)」

  うわぁ...。桜さん...と言うか束さんは桜さんの容姿を大事にしてるからなぁ...(似てるからとかそんな理由で。)。だから、それをバカにしたら最悪束さんが...。

  ...っと、それどころじゃなかったな。

「....ふっ!」

「ぐぅっ!?」

  襟首を掴んでいる手を思いっきり捻る。
  たったそれだけで俺は解放される。

「てめぇ....!」

「いつまでもやられるだけの俺だと思ったか?」

「なんだと....?」

  昔の俺なら怯んでいた睨みを俺はあっさりと受け流す。

「ほら、かかってこいよ?“自称天才”さん?」

「っ...調子乗ってんじゃねぇぞっ!!」

  殴りかかってくるのを避け、腕を掴んでそのまま関節技を掛ける。

「がぁあああっ!?」

「はぁ...バカだねぇ..。俺がさっき手を出さなかったのは、秋十君が人質に取られたからじゃなくて、秋十君だけでも対処できるからなんだよなぁ...。」

  なんか、こんな奴に俺はいつもやられていたのかと思うと、怒りさえも萎える程馬鹿らしくなってきた。

「ぐっ.....。」

「いいのか?」

「はい。物理的に仕返ししても、空しいだけだと思いましたから。」

「そうか。」

  手を離し、解放する。

「てめぇ....!」

「じゃあな。」

  睨みつけてくる一夏を無視し、俺たちは荷物を取りに教室へと戻っていった。








[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ