第2章:異分子の排除
第12話「IS学園」
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が...。
「....男と日本を侮辱したオルコットに織斑がキレた。以上が今の状況だ。」
「あ、ありがとうございます。」
桜さんから簡潔に状況を伝えられる。正直、無視してたから話聞いてなかったしな。
「はぁ...なぁ、オルコット。」
「なんですの!?口を挟まないでくださいまし!」
「お前さぁ...死にたいの?」
「は....?」
桜さんが唐突に言った言葉に、一時的に固まるオルコット。
「織斑に加担するつもりでいう訳じゃないが、このクラスの大半は日本人だ。その中で日本を侮辱してみろ。日本人の怒りを買う上に、イギリスの評価が下がる。そうなるとお前はイギリスから切り捨てられるぞ?」
「なっ.....!?」
あり得るかもしれない事に、オルコットの顔が青くなる。
「第一、日本を侮辱する前に少し考えてみろ。ISを作ったのは、第一回モンド・グロッソで優勝したのは、どこの国の人物だ?」
「ううっ....。」
「世界の最先端を行くISの発祥地である日本を後進的な国?ちょっと不用意な発言すぎるぞ?」
桜さんの言葉にタジタジなオルコット。...千冬姉と引き分けたという事実もオルコットをビビらせる要因になってるのか?
...というか俺、今の所桜さんのオマケだな。
「あ、それとな。」
そう言って桜さんは一度立ち上がり、そして....。
「男をあまり、舐めるな。」
「っ.....!?」
一瞬でオルコットの背後に立つ。いや、あの、それは桜さんが特別なだけじゃぁ...。
「よく世間で女性が優れてるとか言われてるけどな、優れているのはISであって女性じゃない。今のように一瞬で背後に回られてみろ。ISを展開するまでもなく、死ぬぞ?」
「そこまでだ篠咲兄。」
強い威圧感を放って周りをビビらせている桜さんに、千冬姉のストップが入る。
「...どちらも納得しないというのなら、一週間後の月曜、放課後の第三アリーナで戦え。それで最終的な代表を決めろ。」
「俺は実力と人柄さえ伴っていれば誰でもいいんですがね...。」
「そうか。だが今決定した事だ。織斑とオルコット、篠咲兄弟は一週間後の用意をしておくように。」
「りょーかいです。」
そう言って桜さんは席に戻る。
「..........。」
そんな桜さんを密かに睨みつける一夏。アイツ...まるで自分の思い通りにならないって顔をしているな。お前の考えなんか知るかっての。
「(初日から面倒臭い事になったなぁ...。)」
原因の一端に桜さんも絡んでいるから何とも言えんが。
それ以降の授業は滞りなく進み、放課
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ