セイバーの覚悟
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に残るはかなり厳しい戦いを強いられているこのチーム。
『5位は青い天馬32ポイント!!こちらは残るはサブリーダーただ1人となっています!!
さて、妖精の尻尾が単独トップになりましたね』
『しかも5人とも健在しとるからね』
『妖精の尻尾、かなり有利になりましたねカボ』
チャパティ、ヤジマ、マトー君がそう言う。ルーファスの敗退を受け欠員を出した剣咬の虎はそれぞれ様々な考えを持っていた。
「ふん。やられたのかルーファス。つーことは、その分俺の獲物が増えるってこったな」
オルガは三大竜がやられた時と同様、残念がるということなど一切なく、むしろ嬉しそうな表情をしている。
「やはり強いな妖精の尻尾・・・しかし、ガジル、シリル、お前らを倒すまでは俺は誰にも負けるわけにはいかん」
ローグは以前からずっと倒したかったガジルを、そしてトリプルバトルのリベンジをするべきシリル、2人の滅竜魔導士を意識していた。
「ルーファス・・・」
「そんな・・・」
フロッシュとキセキはルーファスの敗退を受け、目に涙を浮かべて悲しんでいる。そしてこれにはもちろん大きな理由があった。
一方もう1人の剣咬の虎の魔導士、ミネルバはルーファスの脱落を受けてどこか楽しそうに口角を上げる。
「崩れていくのか、この剣咬の虎が。それとも・・・スティング、お前の力で新たな最強の座に登り詰めてみせるか。いずれにせよ、興味深いことだ。それに・・・」
ミネルバはビジョンに映るグラシアンを見て何かを思い出している。
「そなたには策を授けたからな、グラシアン。勝ちたければ迷うことなくやるのだぞ」
「レクター・・・」
クロッカスの建物の間で腰を下ろし、何かを考えている様子のスティング。彼の頭の中は一昨日のことでいっぱいだった。
一昨日の夜・・・
剣咬の虎が泊まる宿、クロッカスガーデンの大広間。ここでは大勢の剣咬の虎の魔導士が見守る中、ソファに腰掛けたジエンマの前に3人の魔導士が立たされていた。
「スティング・・・ローグ・・・グラシアン・・・あの様はなんだ?」
ジエンマの問いに3人は答えず、ただ顔をうつ向かせていた。
「なぁ、おい。うぬらは滅竜魔導士、日頃からずい
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