Fate/stay night
1176話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ightの両方でラスボス的な役割のキャラだし。
特に今は、10年前の件で汚染された聖杯を被った為に心臓とかが動いてない、半ば不死状態。
まともに相手をすれば、確かに厄介な存在ではある。
……まぁ、こっちには俺、セイバー、ライダーとサーヴァントが3人もいるんだけど。
その中でセイバーは衛宮との魔力の関係で本気を出しにくいが、それでも宝具を使用したりしない普通の戦闘でも十分に戦力になる。
金ぴかが出て来たりすれば若干厄介だけど、その辺は俺が対処するしかないだろう。
「なるほど。確かにあの辺には人の姿がなかったな。……けど日中なんだし、もしかして教会に祈りに来ている人とかいるんじゃないのか?」
「いないでしょ。あいつも、少なくても表向きは聖杯戦争の監督をやってるんだから、その最中に人を教会に来させるような真似はしないと思うわ」
「……いや、普通の人は聖杯戦争をやっているとか知らないから、教会に用事があるんなら行くんじゃ?」
「残念ながら、私は綺礼とそれなりに長いつき合いだけど、あの教会に普通の人がお祈りに来ているところなんて見た事がないわよ?」
凛の言葉に、衛宮は若干考える。
何だかんだと、ここにいるのは俺と凛と綾子以外は全員が衛宮派とでも呼ぶべき者達だ。
その中心にいる衛宮が何かを言えば、それが重要視される。
もっとも、純粋な戦力って面だと既に俺達の方が強い。もしも衛宮がどうしても行きたくないって言うのなら、それはそれで構わないんだが……ただ、出来れば教会に行く時はこの場にいる全員を連れて行きたいんだよな。
下手にここにイリヤや桜を残していって、そこに金ぴかが来たら洒落にならない。
普通のサーヴァントでは、金ぴかを相手にするのはまず無理なのだから。
これはサーヴァント個人の強さとかそういう問題ではなく、純粋に相性の問題だ。
ジャンケンのグーがパーに勝てないように。
「それに、衛宮君。ここで無駄に時間を掛ければそれだけ大聖杯を破壊するのが遅くなるのよ? つまり、柳洞寺にいる人達の安全にも直結するわ」
凛としても、ここで衛宮達と別行動を取る事の危険は承知しているのだろう。衛宮の親友でもある柳洞を出汁にして、そう告げる。
ちょっと卑怯だとは思わないでもないが、言ってる内容は決して間違っていないし、それだけに衛宮に対する効果は覿面だった。
「そうか、そうだな。一成達を危険のままにしておく訳にはいかないか。……けど、遠坂、アーク。これだけは約束して欲しい。遠坂はいないって言ってたけど、もし教会に誰か普通の人がいたら、取りあえずその人が帰るまでは教会での戦闘は行わないって」
「それは当然でしょう? あのね、衛宮君。貴方私を何だと思ってるの? この冬木のセカンドオーナーなんだから、別
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ