暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
Fate/stay night
1176話
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 だが、その一言は居間にいる者達……特に衛宮や凛、綾子といった者達の動きを止める。
 何故空腹なのかというのは、つまり激しい運動をしたから。そして激しい運動というのから何を想像したのかは……何よりその予想が正解だったというのは、凛や綾子が顔を赤くしているのを見れば明らかだった。

「え、えっと……そうね、うん。じゃあ食べましょうか」

 凛が何とかそう言うと、皆が気まずい思いをしながらも朝食を食べ始めるのだった。





「あー美味しかった。うん、何度か藤村先生とおかずのトレードをした事があったけど、やっぱり衛宮の料理は美味いな」
「そうか? 美綴にそう言って貰えると、俺としても嬉しいよ」
「……綾子の場合、人の料理の腕を褒めるより、自分の料理の腕をどうにかした方がいいんじゃないの?」
「ぐっ、そ、それは……」

 朝食が終わって10分程。
 朝食を食べ始めた時の気まずい雰囲気も既に消えており、俺達は食後の休憩として桜が出してくれたお茶を飲みながらゆっくりとした一時を楽しんでいた。

「この日本茶、やっぱり美味しいわね。セラ、後で淹れ方を覚えておいてくれる?」
「はい、畏まりました」
「イリヤ、これも美味しい」
「リズ! 食事を済ませたばかりなのに何で貴方はお菓子を食べてるんですか!」

 イリヤ組の方もゆったりした時間を過ごしている。
 本来はメイドである自分達が主人であるイリヤと一緒の食卓に着くなど……とか言っていたのだが、その辺は家主の権限で衛宮が押し切った。
 イリヤにしても、どうせなら一緒に食事をしたいって事でセラやリズを押し切った形だ。……まぁ、リズは最初から普通にイリヤと接していて、一緒の食卓につくのも特に気にしていなかったようだが。
 そんなゆっくりとした時間が続く中……お茶を飲み終わった凛が口を開く。

「さて、これからの事だけど……今の時間が午前7時過ぎだから、言峰教会に出掛けるのは午後からにするわよ。昼食は少し早めに軽いもので済ませて、午後1時くらいに出発する事にしたいんだけど、どう?」

 その言葉に、衛宮が首を傾げる。

「遠坂、確か夜に行くとか言ってなかったか?」
「そうね、確かにそのつもりだったんだけど……よく考えたら、あの教会の周辺って誰も住んでないじゃない。なら、多少騒ぎになったところで、特に見られる心配はないでしょ」

 その言葉に、あの時に凛や衛宮と一緒に教会に行った俺とセイバーが確かにと頷く。
 教会の周辺には確かに何の建物もなく、少し離れた場所に墓地や森があるくらい。
 かなり離れた場所まで行かないと、家とかはなかったな。
 教会に綺礼がいれば、確かに戦闘になる可能性は高い。
 そもそも、綺礼はかなり強い。
 ZEROとstay n
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