Fate/stay night
1175話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て2階へと上がっていく。
もう1匹犬の炎獣を作り出して綾子に持たせて見送り、俺は居間のソファに座って暫く待つ。
やがて10分程で着替えを持ってきた凛と綾子が下りてくると、そのまま3人揃って風呂場へと向かう。
「……今更だけど、その、アクセルも一緒に入るのよ、ね?」
「嫌か?」
「べ、別に嫌って訳じゃないわよ? ただ、その……ちょっと恥ずかしいって言うか……」
「何でだ? 今まで散々そういう行為をしてきたし、昨夜だって思い切り乱れてただろ?」
俺の指や唇は触れない場所はないし、その逆もまた同様だ。
それなのに……と思っていると、凛と綾子からジト目を向けられる。
「あのね、それとこれとは別なのよ。少しは女心を分かりなさい。あんたは、ハーレム持ちなんでしょうに」
「……まぁ、否定はしない。ただ、レモンとかは普通に俺と一緒に風呂に入ったりするぞ?」
ホワイトスターにある俺の家の風呂は、かなり広い。
それこそ、風呂場と呼ぶよりはちょっとした銭湯と表現した方がいいくらいに。
「うー……分かったわよ。私達だってあんたの恋人になるんだから、そのくらいはやってあげようじゃない」
何か奮起でもする要因があったのか、凛は照れくさそうにしながらも俺を引っ張って綾子と共に風呂場へと向かう。
そうして脱衣所でお互いに服を脱ぎ……まぁ、凛と綾子は下着の上にパジャマを着ていただけだし、俺は空間倉庫から取り出したガウンと下着だけだったから殆ど時間が掛からず、3人で風呂場へと入る。
夜とは違って、俺に抱かれるんじゃなくて風呂に入るという日常の行為を俺と一緒にするのが恥ずかしいのか、凛と綾子はバスタオルを身体に巻いて照れくさそうにしていた。
ああ、なるほど。さっき言ってたのはこういう事か。
でもこの場には俺達しかいないんだから、そこまで照れなくても……
そんな風に考えつつ、まず最初に3人共がお湯を身体に掛けて、身体中についていた色々な液体を洗い流す。
当然バスタオルを巻いたままでは身体にお湯を掛けても意味がなく、2人の裸体は風呂場の明かりに照らされて十分過ぎる程に俺の目を楽しませてくれた。
身体のいたる所に俺の吸い付いた跡が……俗に言うキスマークがついており、2人の白い裸身を彩っている。
「ちょっと、あんまりジロジロこっちを見ないの! ほら、お風呂に入るわよ!」
掛けられたお湯のせいではなく羞恥で顔を赤くした凛が、俺を引っ張って浴槽へと向かう。
お湯を掛けた後で改めてバスタオルを巻く気はなかったらしく、綾子共々胸を隠していた。
そのまま3人で浴槽へと入るけど……うん、何気に結構大きさ的にはギリギリで、浴槽の中で俺達3人の身体は殆ど密着状態に近い。
お湯の中で少し身体を動かすと、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ