31 イエローとフジ老人
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人間に文明や秩序を作らせ、それがポケモンにとって理想とするものか見届けてきたのではないかと思うのじゃよ。
……そして今、君の意思で人間とポケモンの関係、これからの歴史も大きく変わることじゃろう。
さあ、ピカチュウの頭を撫でてみるのじゃ」
イエロー「撫でられて気持ちよさそうにしてるけど、ピカチュウが何を言ってるのかわからない……」
フジ「以前まではテレパシーで通じあっていたが、ピカチュウでいることを選んで使えなくなったようじゃな。
君はどうじゃ?」
イエロー「どうって……?」
フジ「記憶を見たんじゃろう」
イエロー「よくわからなかったけど、何か懐かしいものを見たような気がします」
フジ「今はそれでよい。
これからの人生、大事なことを決める分かれ道が君の前にはいくつもある。
そのときに今のビジョンを思い出すのじゃ。
ビジョンは強さにもなり弱さにもなる。
正しい力を使えば正しい道へ君を導いてくれるじゃろう。
君の父親とも、そのまた父親とも違う道へな」
イエロー「僕の祖父……?」
フジ「わしはこれから旧い友人のところへ行かねばならん。
どうやらフリーザーとサンダーが何者かの手に落ちてカントーが異常気象に見舞われておるらしい。
わしが君にしてやれるのはここまでじゃ」
イエロー「カントーに帰るんですか? 僕らも……」
フジ「もうすぐここにお客が来る。
君とピカチュウは相手をしてあげるといい」
イエロー「お客?」
フジ「君がバトルをしたがってた相手じゃよ。
ほれ、もうすぐそこまで来ておる」
イエロー「あれはリザードン……ということは、レッド君!」
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