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戦国異伝
第二百三十三話 本能寺の変その七
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「まことに十兵衛の采配か」
「そういえば」
 兼続もここで言った、敵の動きを見つつ。
「敵の采配が」
「違うな」
「十兵衛殿の采配にしては」
 群がる敵兵を両手に持っている二本の刀で斬りつつの言葉だ、一人また一人と華麗に斬り倒していっている。
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