Fate/stay night
番外編054話 凛の夢 10話
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の前では、蹂躙という言葉でも生温い程の戦いが始まっている。
個別の性能で見ても、人型の機体よりも虫型の機体の方が高いよう見えるというのに、その数も数倍、数十倍どころではない程の数の差があるのだ。
更には人型の機体の方は、焦っているのか転んだり、持っている武器を落としたりといった風な光景を繰り広げている者も少なくない。
……凛は知らなかったが、この人型の機体。ストライクダガーに乗っているパイロットは、これが殆ど初めての実戦であり、敵は小さな島国と侮っていた。
そんな存在を相手にして、いきなりのこの劣勢だ。
極度の混乱に襲われるのは、ある意味で当然だった。
そんな2人の視線の先で、人型の機体、ストライクダガーは再び数機の虫型の機体……メギロートに群がれ、四肢を、頭を、胴体を食い千切られていく。
「うわぁ……」
そんな風に呟いた凛は、やがていつものように意識がシャットダウンされるのを感じていたが、今だけはその感覚に感謝するのだった。
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