暁 〜小説投稿サイト〜
〜転生者物語〜緋弾を守りしエネイブルと黒き白夜叉
第8弾 無心で戦えって言っても無心ってなんだよって話!!
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払いたまえ清めたまえ」

━ヴォンヴォンと急速に魔方陣が展開されていく、俺は反射的に後ろに下がってしまった。 そして、

「奥義《紅蓮の業火》」

灼熱の炎を纏った弾幕が発射された。 殺られる!
と思ったその時、俺と灼熱の弾幕の間に閃輝が立ちふさがり、灼熱の弾幕を全て一身に受けた。

「閃輝!!」
「俺の事はいい!! 早く行けぇ!!!!」
「ッ……解った! SEED!!」

俺は魔眼の能力を解放し、最短距離で赤志に迫るコースを走った。
無論、赤志は直ぐに気づき、迎撃の魔法のビーム(レーザーにも見える)を大量に放ってくるが、

「無駄無駄無駄無駄あああああああああ!!!!!!」

SEED状態の俺は通常の何っ倍に思考能力が上がる、まず大上段から刀を降り下ろして一本のビームを切り裂き、返す刀で2本いっぺんに切り裂く。
勿論全てを叩っ斬るなんて無理、とにかく致命傷になるやつをぶった斬って進むしかねぇ!!

「クソっ。 大地の聖」
「させるかぁぁぁぁぁ!!」

俺は左手でソーコムを掴み、フルオートに変更した後ロクに狙いもつけずにブッ放した!
━バララララララララ!!

「ぐっ!?」

赤志は二三発くらい、銃弾を受けなれてないのか少し…いや大分体制を崩したな、今しかない!! が、

(クソっ遠い!!)

そう遠いのだ。 赤志は高さ三メートルの所にホバリングしている状態であり、地面に降りてても五メートルは離れてるな。
となると直線距離はこの場合、ピタゴラスの定理で調べられるから…………………………………うん遠いな。
さらに悪いことに俺の必殺技には突進系の技はなく、空中にいる相手に届く武器は拳銃一丁のみだ。 だったら、
━━作 る し か ねぇ じゃ ん よ!!
俺は刀を脇の下まで持ってきて、桂がたまにやる《燕返し》の構えをとる。
そして俺の脳内には……未来に起こる出来事だが、漫画で読んだ緋弾のアリアAAに出てきた《飛燕返し》が思い浮かんだ。
そしてもう一つ、フォースの力を使った空中歩行だ。
これが意味することは、フォースの力を使って足場を作って斜めに飛べって訳かよ!!

(我ながらぶっ飛んでるぜ……だがやるしかねぇ!!)

俺は極限まで集中力を練り上げ、イメージする。
やれるさ……俺ならやれる!!
そして集中力がピークに差し掛かった時━トンっと右足が何もない空間を踏んだ。

「ッ! うおおおおおおおお!!!」

俺はその右足を軸にし、深くかがみ左足を一歩出し……一気に飛んだ! 使ってから解ったんたが……この技って桜花と同じ類いの技だな。 名付けるなら《燕返し・蒼天》!

「なっんだとぉ!!!?」

赤志は俺が一瞬で距離を詰めたことに、素っ頓狂な声を出し
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