第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!
今回のタイトルを見てだ、尚智も尚武も首を傾げさせた。
「とどろけ一番って何だ?」
「漫画のタイトルか?」
「聞いたことねえぞ」
「何だよそれって」
「ああ、それね」
首を傾げさせる二人にだ、瞬が答えた。
「漫画のタイトルよ」
「漫画のかよ」
「それのタイトルかよ」
「何だって思ったけれど」
「それだったんだな」
「そうよ、三十五年位前にコロコロコミックでやってた漫画で」
二〇一五年時点でだ。
「もっと前かも知れないけれど」
「何か凄い昔だな」
「コロコロ創成期か?」
「創成期から少し後か」
「その頃のコロコロか」
「この作品の読者も知らない人多いだろうな」
「それだけ昔だと」
阪神で言うと丁渡田渕がトレードに出されて掛布が最初のホームラン王を獲得した頃であろうか。岡田はまだ入団していない。
「というかな」
「それだけ昔だとな」
「ちょっとな」
「俺達も知らなかったぜ」
「エスパー太郎とかプラ魂大作以前よ」
コロコロで言うとだ。
「ボンボンでもプラモ狂四郎より前なんじゃ」
「作者もよくそんな漫画知ってるな」
「洒落にならない大昔じゃねえか」
「そんな頃の漫画か」
「ジャンプで言うとリンかけか」
丁渡この頃に連載していたのだ。
そしてその作者さんのこともだ、瞬は二人に話した。
「描いていたのはのむらしんぼ先生よ」
「ああ、つるピカハゲ丸の」
「あの人か」
「それは意外だな」
「ハゲ丸以外の作品か」
のむらしんぼ先生のだ。
「ハゲ丸で出たと思ってたけれどな」
「そうした作品も描いていたんだな」
「勉強を題材にした作品でね」
作者が古本屋で確認したことである。
「途中ボクシングにもなったけれどね」
「勉強をする作品か?」
「そんな作品もあるんだな」
「っていうか勉強が題材だとな」
「ゴールデンボーイか」
江川達也原作である。
「まあ作者江川達也作品嫌いだけれどな」
「そうした作品か」
「というか作者最近この作品限定で自分語り多いな」
「それ書く人間としてどうjなんだ?」
「作品に自分を入れ過ぎるのはな」
「あまりよくないだろ」
「ネタに詰まってるのかよ」
「あまりよくないな」
「そのことには私も同意するわ」
瞬も二人にこう返す。
「そもそも今回の種目もね」
「作者がのむら先生の漫画子供の頃から読んでてか」
「親しみあるからか」
「何だかんだで三十年はコロコロに描いててな」
「凄い人だしな」
凋落したとご自身は仰っているがそれだけの歳月同じ雑誌で描けるということは相
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