35話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
月曜日、泰人はいつも通り生徒会室で書類を片付けて・・・はいなかった。
「・・・うまいっすね〜」(カリカリ)
「・・・」(スッスッ)
「そう言ってくれると嬉しいですね。ふふっ」
「でしょ〜?お姉ちゃんは料理もうまいんだよ〜」(ズズ〜ッ)
「今度作り方教えて貰ってもいいですかね?」(ポリポリ)
「ええ、それなら簡単なレシピを書いてきますね」
「本当ですか!いやーラッキーだなぁ」
「枢木くんは器用ですし作り方も簡単なので時間が空いてたら教えてあげますよ?」
「ありがとうございます!また時間があったら声かけさせて貰いますね!」
と礼をする俺。
「いいなあ〜くるる〜はお姉ちゃん普通ならこんなことしてくれないんだよ〜」
と実の姉妹にも関わらずこっちを羨ましそうに見てくるのほほんさん。
にしても、なぜ俺がここで菓子を食べてるかと言うと、
「・・・少しは手伝ってくれてもいいのよ?」
「手伝いたいのは山々なんですが生憎手伝えることが無いと言いますか、なんと言いますか」バリッ←2袋目
「うぐっ・・・も、もう少し待ってて貰える?」
「良いですよ〜これ食い終わる前に終われたらですが」
とまあ、こんな感じで俺が副会長の仕事を終わらせていつものトレーニングをしようとすると決まって楯無さんもくるので行けないのだ。ちなみに無視して行くと、後日どんな事をされるかたまったものではないのでほぼ軟禁状態である。しかし、このままだと自分のトレーニングを減らすので苦肉の策だがお暇することにした。
「・・・ふう。ご馳走様でした」
「はやっ?まだ五分程度よ?」
「さすがに夜までトレーニングするわけには行かないので。あ、場所なら武道館なんで〜」
「すぐに終わらせるから待ってなさいよ?」
「あはは、別に逃げも隠れもしませんよ?」
と手を振りながら生徒会室を出る。そして今日はある事もしたいので一人になる場所を探す。
ー更衣室ー
「・・・ここなら誰も聞いてないな」
ドアをロックして能力を使うため集中する。
「オールマイティ<鋼の錬金術師で俺は全ての錬金術を体得し、錬成陣無しで錬成する事ができる>」
といい、試しに俺のISのワンオフ・アビリティ「天地創造」で鉄の延べ棒を作る。今更だが作られる物は別にISを削って出来るものではないためいくら作っても問題ない。
「よっと」
パン!と掌を合わせ、延べ棒を剣にするイメージで錬成してみると、ジジジ!と派手な音が鳴り見る見る剣が出来るではないか。
「っと。錬成完了。よし、上手くいって良かったぜ」
ふーっと一息つき休む。久しぶりの能力の創造をした為か、若干頭に鈍い痛みが走る
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ