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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
13.将来を真剣に悩むと不安になる。楽観視すると失敗する。どうすればいいの?
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た俺達に妹を託し、ここから逃がそうとしている。
と、言う事だ。

「逃がすって言っても、どうやって!?」
どうやらヘンリーは半信半疑の様だ。
まぁムリもない…
「死体を捨てる為の樽がこの奥にある。それを使いお前達三人をこの水路から流せば、脱出出来るはずだ」
「三人って、ヨシュアさんはどうすんだよ!」
「樽を流す為のスイッチが離れた所にあってな!それを押す人間が一人いるのだよ!ヘンリー、リュカ…妹を…マリアを頼む!」
「…」
ヘンリーは俯き黙って頷いた。

「マリアさんはそれでいいの?」
「…私は…」
「リュカ!マリアさんの気持ちも解ってやれ!」
「いや!『マリアさんを頼む』と言われた!だからマリアさんの気持ちを優先する!」
個人的には、むさいオッサン等はどうでもいいのだが、美人の涙に弱い質なので…
「…私は…ヘンリー様にもリュカ様にも無事でいて欲しい!だから、これしか方法が無いのなら…うっうっっ…兄さん…」
マリアさんは俯き涙を流す。
あぁ…俺はコレを見たくなかったのに…

ヘンリーとヨシュアさんは俯き唇を噛んでいる。
「つまりマリアさんもヨシュアさんを犠牲にはしたくない…って事だよね!」
「そうですが、しかし…」
「リュカ!無理言うな…どうすることも「ヨシュアさん。鎧を全部脱いで下さい」
俺はヘンリーの言葉を遮り、ヨシュアさんに指示を出す。
「「「え!!」」」
「鎧を脱げば、なんとか四人樽に入れる!」
「スイッチはどうすんだよ!」
「まぁ、何とかすっから、入って、入って!」




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