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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
13.将来を真剣に悩むと不安になる。楽観視すると失敗する。どうすればいいの?
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鞭を打つ獄卒達を見ている。
辺りを気にすると横にヘンリーの姿もある。
…何でこいつ何時も手ぶらなんだ!?
「…くそっ!あいつら…許せねぇ…」
そう呟くヘンリーの視線の先を見ると、マリアさんが獄卒達に暴行されている!

「俺様の靴に泥を付けるなんざぁ許せねぇ!おめぇ新人だったな。へっへっへ…この詫びはその身体で払ってもらおうか!」
獄卒(名前知らないので"A"と呼ぶ)はイヤらしい笑みを浮かべると、マリアさんの服を引き裂いた!
「「野郎!!」」
俺とヘンリーは同時に飛び出した!
その女は俺が目を付けたんだ!ヘンリーの目を盗んで絶対ものにするつもりなんだよ!
そんな思いを込めて持っていた木材を獄卒Aに投げ付ける。
あり得ない大きさの木材を、あり得ない力で投げ付けて、あり得ない勢いで押し潰されれば、あり得る事態はただ一つ…獄卒Aは無惨な姿になった。

ヘンリーの方を見ると落ちてたスコップを武器に、獄卒B・Cとやり合っている。
その間に獄卒D・E・F・Gが、俺の方に怒り狂って攻撃してきた!
俺はバギマを唱え、ほぼ瞬殺にする。
連中は知らない。
俺が魔法を使える事を。
今までホイミやスカラで自分や仲間達を守ってきたが、ばれない様にこっそり使っていた為、連中は知らないのだ!
俺はマリアさんに近づきホイミで傷を治す。
マリアさんは服を裂かれ、白い肌を露わにしている。
うん!いいオッパイだ!

やっと獄卒B・Cを倒したヘンリーはボロボロになりながら(弱ぇーな…こいつ!)俺を押しのけ、マリアさんに自分の服をかけてあげた。
何か俺が一番活躍したのに、美味しい所持って行かれた気がする?
そうこうしていると騒ぎを聞きつけた兵士達が、大勢で俺達を取り囲む様に布陣する。
やっべー!逃げるタイミング逸した!

ヘンリーは壊れたスコップを構えまだ戦うつもりの様だが…しかし俺は両手をゆっくり上げて降参する。
「ヘンリーもうよせ!これ以上は、他の人達に被害が及ぶ!」
「ちっ!」ヘンリーも状況を理解したらしく、渋々スコップを捨て、両手を上げた。
「これは…いったいどういう事だ!ん!?その女は…」
兵士の中から兵士長が現れ状況を確認する。
「は、はい…この女が反抗的でしたので、指導していたら…そいつら二人が突然暴れ出しまして…」
辛うじて生き残った獄卒がチクリやがった!
ヘンリーが相手をしていたヤツだ…トドメ刺しとけっつ〜の!

「…うむ!では、その二人を牢に閉じこめておけ!女の方は…向こうで手当をしてやれ」
そう言うとマリアさんを乱暴に立たせ、強引に連れて行こうとする。
手当の必要無いし!
俺が治したし!
「あー、そんな事言って彼女にエッチな事するつもりだろ!」
「黙れ!」
兵士の一人が俺を殴る。
「いいや、
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